ファッション

「ザラ」親会社インディテックスがロシアから撤退 店舗を中東の企業に売却

 「ザラ(ZARA)」などを擁するインディテックス(INDITEX)は10月25日、ロシア事業をアラブ首長国連邦を拠点とするダヘル・グループ(DAHER GROUP)に売却することで初期合意に至ったと発表した。取引額は明らかにされていない。

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、インディテックスは3月5日にロシアで展開する502店舗を全て休業し、オンラインストアでの販売も停止した。事業の売却にはロシア政府の承認が必要だが、店舗の大半はリース権も譲渡されるため、雇用の多くが維持される見込みだという。なお、売却後の店舗では、家主と合意の上でダヘル・グループが擁するブランドを展開する。

 今回の売却によりインディテックスはロシア市場から撤退することとなるが、ロシア情勢が変化すれば、ダヘル・グループとのフランチャイズ契約などを通じて再進出する可能性もあるとしている。また、ロシア事業停止による影響は、2022年上半期にロシアおよびウクライナ関連費用として計上した2億1600万ユーロ(約315億円)の引当金で十分に相殺されるという。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。