ファッション

「フェンディ」2016-17年秋冬ミラノ・コレクション

REPORT

カールが解釈する花鳥風月とデジタル世界のうねり

今季、カール・ラガーフェルドとシルヴィア・フェンディは日本の植物画から着想を得た。着物に描かれる色とりどりの花や鳥などの模様を刺しゅうやジャカードの織り、ファーで再現し日本の花鳥風月を表現。そこにデジタルをイメージさせるモチーフをポップな色使いで加えて、新旧をミックスしたユニークなアプローチを見せた。

 スタイルの鍵になったのは、カールが"ウェーブス(波)"と呼ぶ、フリルやラッフル、波模様のストライプなど、くねくねしたディテール。これは、海の波や海洋植物のうねりにも見えるが、電磁波グラフや液晶画面の波打ちなど少しデジタル的な波にも見える。色はパープルやサファイアブルーのネオンカラーに、ネイビーやダークグリーンの暗いトーンでコントラストを作ることで、どこか幾何学的でサイケデリックな雰囲気が漂う。また、総フリルのドレスは、日本の“カワイイ”カルチャーの要素を取り入れているよう。ゴールドのロングスカートには、アコーディオンプリーツをサイドに差し込むことで歩くたびに、波打つように動く仕掛けを取り入れた。

 “ウェーブス”は、バッグとシューズのディテールにもふんだんに取り入れた。フルレングスのロングブーツは、スエードのような質感で、肌にぴったりとなじみ、レギンスに代わるストッキングシューズとして提案する。ワンハンドルのアイコンバッグ“ピーカブー”にもサイドに大きなフリルをあしらい今季の雰囲気にアップデートした。

LOOKT

BACKSTAGE

FENDI x コレクションの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

色で着崩すクラシック 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集【WWDBEAUTY付録:2026年上半期ベストコスメ発表】

「WWDJAPAN」6月22日発売号は、「リアルトレンド」ウィメンズ編です。国内アパレルやセレクト各社の2026-27年秋冬の打ち出しを一挙に紹介。シーズンのトレンド傾向から「今っぽい」をかなえるスタイリング術までを読み解きます。今季のキーワードは、「クラシック」と「エレガンス」。多くのブランドが、端正なジャケットを主役にしたトラッドスタイルをベースに、独自の解釈を加えた提案に挑戦しています。また…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。