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廃棄衣料を原料にしたファイバーボードが誕生 什器や家具などに活用

 什器製作などを手掛けるワークスタジオはこのほど、廃棄衣料品を原料としたファイバーボード“パネコ”を開発した。発売は8月末を予定している。

 “パネコ”は、廃棄繊維を木質感のある板に圧縮する独自技術を用いて製造する。アパレル企業の余剰在庫や製造過程で生じる端材などを活用することで、廃棄にともなう環境負荷の低減を目指す。使用後は回収して再びボードにリサイクルすることもでき、循環型のシステムの構築を目指している。なお、素材として使用する廃棄衣料はアパレルメーカーの余剰在庫などで、着用後のリサイクル衣料は今のところ用いない。

 商品は100%廃棄繊維のものと、廃棄繊維と再生木材を50%ずつ合わせた2種類をそろえる。同社によると前者は使用する繊維によって風合いが異なり、デザイン性の高いボードとして什器や家具に活用でき、後者は高い強度で加工がしやすく、什器や家具のほか内装装飾材や下地材に適しているという。

 原和広ワークスタジオ代表は、「私たちの専門である什器デザインおよび製作の視点でファッションロスの課題をなんとかしたいという思いから開発に至った。“パネコ”の技術は布だけでなく皮革、炭素繊維などさまざまな繊維を使い勝手のよいファイバーボードとして再生できる。幅広い用途に活用していただくことで、サステナブルな循環型社会に向けて貢献できると確信している」とコメントした。

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