ファッション
連載 今、デザイナーができること

連載「今、デザイナーができること」Vol.13 有働幸司「ファッションシステムが変わる。“新たなスタンダード”を提案するとき」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中で不透明な状況が続いている。そんなときに、ファッションは何ができるのか。生産者から販売員まで業界全体が不安を抱えている状況に、ファッションデザイナーたちは何を思うのか。日々変化する状況に対応しながら、それでもファッションの力を信じ続けるデザイナーたちの声を連載で紹介する。今回は、自身の「ファクトタム(FACTOTUM)」のほか、さまざまな企業との協業も行ってきた有働幸司デザイナーが今後の物作りのあり方を語った。

FACTOTUM

有働幸司デザイナー

Q.今、デザイナーができることは?

A.新型コロナウイルスの感染拡大で、さまざまなブランドや企業が展示会やイベントを開催できず、小売店も臨時休業を余儀なくされている。その経済的影響はファッション業界にとって深刻で、今後はさらに厳しい状況になっていくことも予想される。未曾有の事態は、人々の価値観や嗜好を変えてしまうかもしれない。でもファッションデザインに携わる身として、ただおびえているわけにはいかない。たとえ経済が厳しくなったとしても、その環境でどのような服を提案すべきかを考え続けている。従来のファッションシステムの中に答えがあるとは必ずしも思わない。システムが変わる可能性があり、資本主義社会がいかに不安定であるかを目の当たりにした今だからこそ、ファッションデザイナーは発想を転換し、“新しいスタンダード”を提案するタイミングだと思う。着た人の気持ちが前向きになり、生活に幸せが生まれて、地球や社会に優しい服作りがこれからは必要になるはずだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

長寿&人気の販売員特集 ファッション&ビューティのトップ販売員20人の今【WWDBEAUTY付録:「WWDBEAUTY ヘアサロン版ベストコスメ 2026」結果発表!】

「WWDJAPAN」8月24日号は、毎年恒例の人気企画「販売員特集」。ファッションとビューティ、業界きってのえりすぐり20人に、素顔と接客の流儀、販売員としての矜持を聞きました。販売業は人手不足という現実に直面する中で、構造的な変化のただ中にあります。数万、数十万単位のフォロワーを抱えるインフルエンサー販売員が現代版のカリスマ店員として台頭し、地方の郊外モールから等身大の魅力で驚くほどの売り上げを…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。