ビューティ

新型コロナ、海外化粧品企業の決算にも影

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 世界各地に猛威を振るう新型コロナウイルスは、ビューティ企業の決算にも大きな影響を与えている。2019年12月期の決算は継続的なスキンケアブームで業績を伸ばす企業が多かったものの、コロナウイルスの感染拡大を受け、来期の業績見込みを下方修正している企業が出てきている。(この記事はWWDビューティ2020年3月26日号からの抜粋です)

 エスティ ローダー カンパニーズ(以下、ELC)は2月に発表した19年7〜12月期の決算で、下半期の売上高を前年同期比0〜1%増と見込んでいたが、コロナによる欧米の店舗の大規模営業停止を受け、5月をめどに下方修正すると発表。コティもコロナの影響で20年6月期の1〜3月期の売上高は同20%減になると予測した。

 また、「エリザベス アーデン」のスパ事業を手掛けるマインド スパ&サロンは3月19日に連邦倒産法第7条を申請し全店舗を閉店。近年の業績悪化にコロナが追い打ちをかけたという。インターパルファムも大型新製品の発売を下期にずらすと発表している。プロクター・アンド・ギャンブルのジョン・モエラー最高執行責任者兼最高財務責任者は2月に報道機関に対し「われわれは中国に387のサプライヤーを抱えており、約1万7600の製品に影響が出るだろう」と話し、20年6月期の1〜3月期の数字にも打撃を与えると見ている。

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