「リン アート アソシエーション」は、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)の個展を9月19日から群馬県高崎市と前橋市の4会場で開催する。2026年春に東京・九段ハウスとタカ・イシイギャラリー 京都で開催した展覧会を再構成するもので、アーティストとして活動するマルジェラの作品を横断的に紹介する。
会場は、高崎市の「リン アート アソシエーション」をメーンに、前橋市の「リン アート アソシエーション マエバシ」「ショップ リン アート アソシエーション」「アーツ前橋」の4カ所。前橋市内での展示は、「前橋国際芸術祭2026」のプログラムとして行う。
本展では、4月11日〜5月5日に登録有形文化財の九段ハウスで開催した、日本初の大規模個展「MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE」で披露した作品を中心に再構成。「リン アート アソシエーション」「リン アート アソシエーション マエバシ」「ショップ リン アート アソシエーション」の3会場を通して、マルジェラのアーティストとしての活動を総体的に紹介する。また、「前橋国際芸術祭2026」のメイン会場となる「アーツ前橋」では、同芸術祭のテーマ「めぶく。」に関連した作品を展示する。

マルジェラはファッションの世界を退いた後、アーティストとして創作活動を展開。その作品では、人間の身体や精神に起因する“オブセッション(執着)”を主題の一つとし、固定的な価値観を拒みながら、人の在り方を問いかける。
日常の中で見過ごされがちな事物に着目し、その意味や機能を変容させるアプローチも特徴だ。フェイクファーで覆ったオブジェクトなど、身近なものを本来の機能から切り離して提示することで、表層とその内側にある本質との関係を探る。また、制作における“過程”や“未完成”も重要な要素として扱う。古典美術やシュルレアリスム、キュビズムなど、歴史的な美術の潮流とも接続しながら、既存の文脈や概念を更新していく。
ファッションデザイナー時代から一貫してきた匿名性も、その表現を読み解く鍵となる。作者自身の姿を前面に出さず、作品に残された痕跡からその存在を想像させることで、“不在”と“存在”という二極的な概念を浮かび上がらせる。
■マルタン・マルジェラ展
会期:9月19日〜12月20日
※「リン アート アソシエーション マエバシ」のみ10月27日まで
時間:10:00〜18:00
休廊・休館日:水曜日
※9月23日は開廊・開館、9月24日は振替休廊・休館
※10月10、11日は「前橋まつり」に伴い、アーツ前橋以外の会場を休廊
会場:
「リン アート アソシエーション」
住所:群馬県高崎市岩押町5-24
入場料:無料
「リン アート アソシエーション マエバシ」まえばしガレリア ギャラリー2
住所:群馬県前橋市千代田町2-7-17
入場料:「前橋国際芸術祭2026」パスポートチケットが必要
「ショップ リン アート アソシエーション」
住所:群馬県前橋市千代田町4-11-22
入場料:無料
「アーツ前橋」ギャラリー6
住所:群馬県前橋市千代田町5-1-16
入場料:「前橋国際芸術祭2026」パスポートチケットが必要
※「前橋国際芸術祭2026」パスポートチケット:一般3000円、学生2000円
>「前橋国際芸術祭2026」パスポートチケット購入サイト
CREDITS:
主催:rin art association
共催:前橋国際芸術祭2026実行委員会
協力:Gallery NAO MASAKI、Taka Ishii Gallery、Bernier / Eliades Gallery