
世界では今、大麻(ヘンプ)の再評価が進んでいる。高いCO₂吸収能力を持ち、繊維から自動車部材、建材、バイオ燃料まで幅広く活用できることから、欧州では環境負荷低減に貢献する戦略素材として位置付けられ、産業利用が拡大している。一方、日本でも2024年の法改正を機に、繊維や食品、伝統文化などへの活用に向けた新たな動きが生まれている。こうした中、三重大学は2024年、日本で唯一となる大麻研究機関「神事・産業・医療用大麻研究センター」を設立した。5つの研究科に所属する18人の研究者が集い、日本各地に残る在来種や文化資源を科学的に検証しながら、「新しい日本大麻文化」の構築を目指している。日本に残された在来種や伝統文化は、世界の中でどのような価値を生み出せるのか。センター長を務める諏訪部圭太教授に聞いた。
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