化粧品を作り、売る。各社はその第一義的な役割を超え、自社の資産を使った活動により、社会との接点を広げている。地域との共創、インクルーシブな美容提案、無意識の偏見への気付きの提供、顧客参加型の子ども支援。業界の枠を超えたつながりや、そこで得た知見は、製品だけでは伝えきれない企業・ブランドの価値として積み重なっていく。(この記事は「WWDJAPAN」2026年5月25日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
1ポイントから参加できる寄付活動
POINT
顧客とともに美しさの定義を広げる
オルビス(ORBIS)は子どもの未来支援に注力している。2024年10月に始動した「ORBIS ペンギンリング プロジェクト」は、購入時にたまるポイントを寄付金として活用できたり、コラボ製品の売り上げを寄付できる取り組みだ。「プロジェクトの軸として大切にしたのは顧客を巻き込んで行えるものであること」。通販を背景に顧客との直接的なコミュニケーションを大切にしてきた同社だからこそ、参加型の仕組みを導入した。同時に、ポイントシステムに組み込むことで継続可能な形に設計。25年度は12万件を超える支援が集まった。活動は寄付だけにとどまらず、支援先団体との継続的な対話を通じて、製品の提供や病院でのスキンケアレッスン、イベント協力にも広がっている。
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