スペインのフットウエアブランド、カンペールに6年以上にわたって在籍し、「カンペール(CAMPER)」および「カンペール ラボ(CAMPER LAB)」の両ブランドでクリエイティブ・ディレクターを務めていたフィンランド人デザイナー、アキレス・イオン・ガブリエル(Achilles Ion Gabriel)が同社を離れ、上記2ブランドでのディレクター職を退任することがわかった。
これを受けてカンペール社は、同デザイナーの退任後、社内のクリエイティブチームが2ブランドのクリエイティブ・ディレクションを担うと発表。今年の12月にローンチする予定の2027年春夏コレクションが、イオン・ガブリエルが指揮をとる最後のコレクションとなる。
声明の中で、イオン・ガブリエルは、これまでの年月を通じて自分に寄せられた信頼に対し、「カンペール」および「カンペール ラボ」に「深く感謝している」と述べた。
同社のミゲル・フルシャ(Miguel Fluxa)最高経営責任者(CEO)は、「イオン・ガブリエルは『カンペール』の現代的なアイデンティティーを強化する上で重要な役割を果たし、『カンペール ラボ』をフットウエアブランドからファッションブランドへと進化させた」と功績を強調。「彼の貢献に感謝するとともに、共に成し遂げてきたことを誇りに思う。今後の活躍を心より願っている」と語った。
イオン・ガブリエルは19年に「カンペール ラボ」のクリエイティブ・ディレクターとして同社に加入した。1年後には職務範囲を拡大して「カンペール」のクリエイティブ・ディレクターにも就任。21年秋冬コレクションでの「カンペール」デビュー以降、ブランド全体のプロダクトデザインを統括していた。
昨年6月には「カンペール ラボ」がパリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中に初のランウエイショーを開催。フットウエアやウエア、アクセサリーからなるコレクションを発表し、イオン・ガブリエルのブランドビジョンを包括的に表現した。
イオン・ガブリエルはこれまで「マルニ(MARNI)」「スンネイ(SUNNEI)」「マリメッコ(MARIMEKKO)」でキャリアを積み、12年に自身のフットウエアブランド「イオン(ION)」を立ち上げ、19年に終了。24年には、ピッティ・ウオモで自身の名を冠した新ブランド「アキレス・イオン・ガブリエル(ACHILLES ION GABRIEL)」を発表した。同コレクションは、ジェンダーニュートラルな視点を軸に、アパレル、フットウエア、アクセサリーで構成されている。