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J.フロントによる名古屋・栄の高級モール、名称は「ハエラ」 ラグジュアリー×カルチャーで感性に訴える“パブリック・ミュージアム”

J.フロント リテイリング(JFR)は2026年初夏、名古屋・栄の新複合高層施設「ザ・ランドマーク名古屋栄」内に、ラグジュアリーモール「ハエラ(HAERA)」を開業する。パルコと大丸松坂屋百貨店、J.フロント都市開発の3社が一体で手がけ、ファッションとアート、カルチャーを横断する“パブリックミュージアム”型の施設を目指す。10月14日にティザーサイトを公開した。

ザ・ランドマーク名古屋栄は栄駅直結。「ハエラ」は地下2階〜地上4階の延床面積約1万8776平方メートルを占め、約65店舗の入居を計画する。名古屋のシンボルである久屋大通と大津通に面する形で、世界的なラグジュアリーブランドによる大型メゾネット旗艦店を配置し、上・下層フロアにはハイグレードからカジュアルまで幅広い飲食店を導入する。環境デザインは建築家ユニット「ノイズ」が担当し、各階を“ギャラリー”と見立て、空間ごとに異なる素材やグリッド構造を用いた設計を行った。

施設名称「ハエラ」は「栄える(Haeru)」と「時代(Era)」を掛け合わせた造語で、“次の栄えをつくる”という思いを込めた。ロゴデザインは韓国・ソウルを拠点に活動するクリエイティブスタジオ「オーディナリー ピープル」が手がけ、名古屋・栄の街の造形をモチーフに「躍動」と「進化」を表現した。

テナントの詳細は26年春ごろ発表予定。JFRグループは、松坂屋名古屋店や名古屋パルコ、ゼロゲート(ZERO GATE)、ビーノ栄など既存の商業施設とのCRM(顧客関係管理)連携や回遊導線を強化し、栄エリア全体の回遊性と都市価値を高める。

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