ファッション

シアードレスは禁止!? カンヌ国際映画祭がドレスコードを更新

第78回カンヌ国際映画祭が13日に開幕する。それに先立ち、同映画祭の運営組織は11日、レッドカーペットにおけるドレスコードを更新した。

同映画祭の公式サイトによれば、「良識の観点から、レッドカーペットおよび映画祭の全てのエリアにおけるヌードを禁止する。また、通行や劇場内での着席を妨げるようなボリュームのある衣装や長いトレーンも禁止する。これらのルールを尊重していない人物に対し、映画祭のウェルカムチームは、レッドカーペットへのアクセスを禁止する義務を負う」という。これに伴い、極端にボリュームのあるドレスや、最近話題を集めているヌードのように見えるシアードレスは着用が難しくなりそうだ。

昨年の同映画祭では、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)やナターシャ・ポーリー(Natasha Poly)、ハイディ・クルム(Heidi Klum)らがシアードレスや、露出の多いバンデージスタイルのドレスで参加。また、ドミニカ共和国の俳優マッシエル・タベラス(Massiel Taveras)は、イエス・キリストの顔が描かれた長いトレーンを着用して登場したため、レッドカーペット上の通行を妨げないように早く歩くことを警備員に促される一幕もあった。

以前は“ハイヒール論争”が話題に

今回はルールが厳格化されたが、過去には逆のケースも。15年のカンヌ国際映画祭では、映画「キャロル(原題:Carol)」のプレミアに参加しようとした女性らがフラットシューズを履いていたため、“ハイヒールを履いていない”という理由により入場を拒否された。この出来事は社会的な論争を巻き起こし、16年にはジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)が、18年にはクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)が裸足で同映画祭のレッドカーペットを歩いた。その後、ルールが更新され、現在は“ヒールのある、もしくはヒールのないエレガントなシューズやサンダル(ただしスニーカーは不可)”となっている。

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