ファッション

「サカイ」がバッグビジネスに本腰

 「サカイ」は2017年春夏、ブランド初のバッグ・コレクションをローンチする。パリコレ期間中の10月3日に行うランウエイショーで披露し、同日からパリのコレットで先行販売。同店のウインドーでもビンテージの家具とモダンなアクリルを組み合わせたハイブリッドなファニチャーのインスタレーションとともにバッグを展示する。日本をはじめ、ニューヨークのバーグドルフ・グッドマンやロンドンのセルフリッジなど世界では12月から順次発売予定だ。

 ファースト・コレクションは、「サカイ」のシグネチャーである“ハイブリッド”の美学を表現した6型で構成。クラシックなバッグをベースに、キャンバス地やレザー、ミンク、クロコダイルなどの異素材ミックスしたり、再構築したりしたトートやサッチェルがそろう。価格帯は10万8000〜22万円。

 バッグ・コレクション始動に際し、「サカイ」はバッグ作りに精通した英国人デザイナーのケイティ・ヒリヤーを起用。彼女は、クリエイティブ・ディレクターを務めていた「マーク BY マーク ジェイコブス」をはじめ、さまざまなブランドでバッグやアクセサリーのコンサルタントを務めた経歴を持ち、現在はルエラ・バートリーと共にウィメンズブランド「ヒリヤー バートリー」も手掛けている。

 阿部千登勢「サカイ」デザイナーは、「『サカイらしさを凝縮したバッグ・コレクションを作ること、また、自分自身が持ちたいバッグを作ることを目指しています。 女性にとってバッグというのは、アイデンティティーを表現する大切な要素。オーセンティックなラグジュアリーを表現しながらも、常に活発であるバッグのカテゴリーにおいて全く新しい存在になり得るコレクションにしたいと思いました」とコメントしている。

 これまで同ブランドは、「ポーター」との協業によるアイテムや、オリジナルのスモールレザーグッズなどを手掛けてきたが、満を持しての本格的なバッグのスタートになる。

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