ファッション

カール・ラガーフェルドが新聞「ザ・カール・デイリー」を発行! 紙媒体の存続やSNSについて見解を明かす

 カール・ラガーフェルドは9月末から、ヨーロッパと中国で新聞「ザ・カール・デイリー」を15万部発行している。彼のスケッチや言葉遊び、写真、お茶目なジョークなどを紹介する紙面で、自身のブランドの新商品とともに配布。発行の理由についてカールは、「今まで誰もやっていなかったから。面白くてモダンで、大それたものではない。どちらかというとプライベートジョークといった感じ。皮肉も込めたが、同時にプロモーションの手段でもある。真面目に受け止めてもらいたくはないが、実際は大真面目だ」と話す。

 カールは、「私は紙オタクだ。スケッチに必要だから紙は常に持っている。私にとって、自分を表現するのに必要不可欠なものだ。モダンなiPadもいい。しかし紙に直接触れる感覚は、金属やガラスに触れるのとは別の良さがある」と話す。紙媒体の存続については、「テレビが浸透したからといって映画はなくならなかったし、レコードのせいでオペラがなくなることもなかった。しかし出版社は、雑誌存続のためにいいものを作る努力をしなければならない。内容が大事。つまらない雑誌ほど最悪なものはないからね」。さらに彼は、今のジャーナリストの多くはトレンドを重視する傾向にあると指摘。ファッションや技術、文化について十分な知識も持ち、正しく伝えている人は少ないという。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。