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万博イヤー超え J.フロントの通期事業利益、「過去最高」へ上方修正

J.フロント リテイリングの2026年3〜8月期連結決算(国際会計基準)は、総額売上高が前年同期比2.5%増の6382億円、売上収益が同2.8%減の2138億円、事業利益が同5.6%減の265億円、純利益が同5.3%減の173億円だった。大丸梅田店の大型改装に伴う売り場面積減少、前年の大阪・関西万博関連売上の反動を織り込んでいたが、百貨店の外商やインバウンド、パルコの好調により、事業利益は4月に公表した予想を45億円上回った。これを受け、27年2月期の事業利益予想を従来の520億円から535億円に引き上げ、過去最高となる見通し。

大丸松坂屋百貨店は、総額売上高が同1.2%増の3703億円、事業利益が同4.6%減の152億円。国内客が同4.7%増、免税が同21.5%増だった。大丸梅田店は改装で売り場が6割減り、売上高が同38.6%減の199億円となったが、同店を除く店舗計では同7.0%増と伸びた。店別では、大丸札幌店が同11.0%増、大丸心斎橋店が同9.8%増、大丸神戸店が同9.3%増と好調だった。免税売上高は同13.8%増の534億円で、計画を11.3%上回った。中国本土からの客が大きく減り、免税売上高に占める中国の比率は65.6%から57.3%に下がった。免税全体の客数は同16.7%減ったが、円安を背景に客単価が同36.6%上がった。外商も好調で、外商顧客向け「お得意様ゴールドカード」の売上高は同10.4%増の1028億円だった。

渋谷パルコは売り上げの4割超がインバウンド

SC事業は売上収益が同7.3%増の355億円、事業利益が同1.3%増の84億円。パルコのテナント取扱高は同8.9%増の1831億円だった。前年に改装中だった渋谷パルコが同28.6%増と大きく伸び、同店の取扱高(テナント売上高)の42.8%をインバウンドが占めた。営業利益は同19.8%減の76億円。前年に旧松本パルコの不動産売却に伴うリース解約益を計上した反動などが出た。

6月11日には名古屋・栄に、百貨店とパルコを融合させた商業施設「ハエラ(HAERA)」を開業した。8月までの取扱高は約120億円、来店客数は約225万人で、計画を上回って推移した。ハエラでの外商売上も計画を約40%上回った。

27年2月期の連結業績予想は、総額売上高を1兆3470億円から1兆3600億円(前期比5.4%増)に、事業利益を520億円から535億円(同5.7%増)に引き上げた。事業利益は、これまで最高だった25年2月期の534億円を上回る。大丸松坂屋百貨店は、下期の免税売上高を前年同期比4.9%増の605億円と見込む。

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