「ユニクロ(UNIQLO)」が一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟(以下、JWBF)とパートナーシップ契約を締結した。期限は2029年3月31日まで。オフィシャルスポンサー兼オフィシャルサプライヤーとして、日本代表選手団やU23男子、U25女子をサポートすると共に、ユニホームなどを提供する。「ユニクロ」は9月に、男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ(B.LEAGUE)」とのパートナーシップ締結も発表していた。
パートナーシップの締結は、2009年に「ユニクロ」初のグローバルアンバサダーに就任した国枝慎吾氏が架け橋となった。車いすテニス界のレジェンドである同氏だが、現役時代からバスケットボールをプレーしていたという。会見で「テニスを始めるタイミングで、実はバスケットボールのチームも調べていたんです。そうしたら、車で2時間くらいかかるところにしかなくて。語弊があったら申し訳ないですが、泣く泣くテニスを選んでいた(笑)」と軽妙に語った。23年に現役を引退した後、同年にJWBFの理事に就任。昨年には、仲間内でチームも立ち上げていた。
「ユニクロ」は長年にわたり、スポーツ選手や競技団体を支援してきた。パラスポーツも例外ではなく、国枝氏のほか、17年には男子車いすのゴードン・リード選手をグローバルアンバサダーに迎えた。14年からは、国際テニス連盟が主催するパラスポーツのワールドツアー「ユニクロ車いすテニスツアー」のタイトルスポンサーを務めている。
車いすバスケならではのユニホーム
新しいユニホームのコンセプトは「ライジング・サン」で、昇る太陽をモチーフにしたグラフィックをあしらった。選手らの前向きな姿勢と、未来へ向かって飛躍していく姿を表現した。JAPANロゴは線を太くすると共に、前傾姿勢でもしっかりと見えるよう配置を工夫した。JWBFの田中晃会長は「ユニクロらしい、シンプルで力強いユニホーム」と評した。
選手へのヒアリングを重ね、車いすバスケットボール特有の動きに対応したユニホームを開発した。車いすバスケットボールは長時間座りながら動くため、蒸れるという声が多い。汗をかいてもさらりとした着心地を保てるよう、「ユニクロ」のドライ機能素材を採用した。また、ベルトで太ももを固定するため、伸縮性も追求した。車いすとの接触による引っかかりを防ぐため、トップス・パンツともにスリットをなくした。
9月9日にカナダ・オタワで開幕した「2026 IWBF世界選手権大会」では、男子日本代表は6位、女子日本代表は8位の結果だった。来月には「愛知・名古屋 2026アジアパラ競技大会」を控えており、同大会が新ユニホームでの初陣となる。