
アイドルからアーティスト、アニメ、映画、スポーツまで、多様なジャンルから生まれる“推し”という存在は、今やエンターテインメントの枠を超え、ファッションやビューティ業界ではアンバサダーに起用されたり、数多くのコラボが生まれたりと影響力を広げている。本連載では、GEMPartnersが開発した「推しエンタメブランドスコープ」の最新データをもとに、ファンの熱量や支出金額を分析し、データの裏側にあるエンタメブランドの価値を読み解く。記念すべき第1回は、今年誕生30周年を迎えたベレー帽がトレードマークの「ポムポムプリン」。昨年、今年とサンリオキャラクター大賞2連覇を果たした、その愛される理由とファンとの関係性に迫る。
ポムポムプリン
(サンリオ)
| 推しエンタメブランド価値※1(期間平均) | 379 GEM |
|---|---|
| 推しファン平均年齢 | 32.6 歳 |
| 月当たり推しファン人数(期間中最大) | 9.9 万人 |
| 平均ファン歴 | 8.7 年 |
| 月当り推しファン人数(期間平均) | 6.5 万人 |
| 支出金額計(期間平均) | 2 億円/月 |
| 接触日数計(期間平均) | 91 万日/月 |
| 平均月当たり支出金額(1人あたり) | 3,024 円 |
| 平均月当たり接触日数(1人あたり) | 14.1 日 |
| 月当たり最大許容支出金額※2(1人あたり) | 4,902 円 |
| 平均月当たり希望接触日数※3(1人あたり) | 16.1 日 |
※1 : 「推しエンタメブランド価値」とは、「推しファン人数」「支出金額」「接触日数」などのデータを総合して算出するGEM Partners 独自の指標
※2 : 「月当たり最大許容支出金額」とは、ファンと答えた人たちの「1カ月に使っても良いと思う最大支出金額」の平均値のこと
※3 : 「平均月当たり希望接触日数」とは、ファンと答えた人たちの「1カ月に接触したい最大日数」の平均値のこと
30周年のポムポムプリン、
サンリオキャラクター大賞で連覇達成
生誕30周年を迎えたサンリオキャラクター「ポムポムプリン」は、今さらに人気の波が押し寄せている。40年の歴史を持つサンリオキャラクター大賞では2025、26年と2連覇を達成(通算5度目)。今年は総投票数が過去最多となる7000万票を突破し、発表イベントは歓声と悲鳴に包まれた。1996年に誕生したポムポムプリンは、こげ茶色のベレー帽がトレードマークのゴールデンレトリバーの男のコ。デビュー当時はピンクなど“女の子”を象徴するカラーが主流で、社内では「黄色いキャラクターは売れない」というジンクスがあったと言われていたが、その予想を覆すように翌年のサンリオキャラクター大賞で初の1位を獲得した。その後は人気が落ち着いた時期もあったが、30周年を迎えた今、再び大きな注目を集めている。この1年のデータから、その人気を支えるブランド価値を読み解いていく。
推しファン人数は約10万人、22年以降で過去最高
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