「アイヴァン(EYEVAN)」は、新ライン“ヒストリック コレクション(HISTORIC COLLECTION)」を発表した。同コレクションは、1972年のブランド創業期に生まれた名作をベースに、当時のデザインや素材、製法を現代の鯖江の技術で再構築したもの。ブランドの原点を見つめ直す取り組みとして展開する。
ラインアップは、創業初期のアーカイブからブランドを象徴するモデルを厳選。現存する資料や実物を検証しながら、ビンテージアイウエアならではのプロポーションやディテール、質感まで可能な限り忠実に再現した。フレームカラーも当時実在した色を中心に構成し、現在は廃番となったアセテート生地については、当時の生地メーカーと協業して復刻。さらに、フレームの印象を左右するアンティークメッキも、創業当時特有の黒みを帯びた深い風合いを現代の表面処理技術によって再現している。
素材には、現在のアイウエアで主流となるチタンではなく、あえて創業期と同じ合金を採用した。合金は立体的な彫金や奥行きのあるメッキ表現を可能にし、ビンテージ特有の存在感を引き出す一方、適度な重量感による安定した掛け心地や、経年変化による味わいも特徴だ。高度な加工技術を要することから、現在も限られた熟練職人の手によって製造されている。
72年に“着る眼鏡“をコンセプトに誕生したアイヴァンは、日本初のファッションアイウエアブランドとして知られ、新ラインを通じてアーカイブを単に復刻するのではなく、日本のものづくりと現代技術を融合させた新たな価値として提案する。