「スウォッチ(SWATCH)」と「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」のコラボレーションモデル”ロイヤルポップ”は、すでに二次市場で価格が変動している。転売価格は依然定価を上回ってはいるものの、当初のピークからは急落。ホワイト地にマルチカラーをあしらった“ユイ・ブラン”モデルは5万7200〜6万1600円の定価に対して、ヨーロッパでは37万円前後まで高騰した後、現在は18万円前後で取り引きされ、ブルーの”サヴォネット・ランバ”モデルも発売当日は約80万円まで高騰したが、現在は25万7000円程度まで落ち着いた。StockXなどのプラットフォームでは、当初は小売価格を大幅に上回る転売価格だったにも関わらず、最初の数日間で1000件以上の取引が記録された。しかし価格はピークから急速に下落。初期の需要はコレクターの関心ではなく、転売によって大きく左右されていた可能性を示唆している。
SNSでは、インド・ムンバイやタイ・バンコクのショッピングモールで、「スウォッチ」ストアの入り口に押し寄せる人々の姿あった。ネットユーザーや地元メディアによると、イギリスやフランス北部では混乱により発売当日、店舗のシャッターは開かなかったという。フランスの首都パリでは、発売日の午前7時30分までに「スウォッチ」の店舗があるルーブル美術館への入り口のゲートがこじ開けられていた。外には少なくとも400人の群衆が集まり、その多くは防寒着を着て、キャンプ用品を携えていた。転売業者と関係がありそうな人も多かった。
同店では制服と私服の警官が多数配置され、状況を監視。午前10時頃、行列は少しずつ店内へと誘導され、列を横切ろうとする者は警備員に排除された。店舗には緊張した雰囲気が漂い、その外には購入した時計と現金を交換する人々の姿があった。すぐに行列に戻る人もいて、組織的な購入行動が目立っていたという。この店舗は予想よりも早く、午後12時30分までに閉店。警備員はその後、同店舗は当面閉店すると発表した。「スウォッチ」のシャンゼリゼ通りの旗艦店も午後には閉店し、さらに7店舗がインスタグラムで閉店を発表したという。そして土曜日の午後、「スウォッチ」はようやく複数の国のインスタグラムアカウントから「コレクションは『数カ月販売する』ため、『店舗に殺到しないよう』」購入希望者に呼びかけた。
AFP通信によると、スウォッチグループは18日、“ロイヤルポップ”を発売した世界220店舗のうち約20店舗で問題が発生したと発表し、非常に長い行列と一部店舗への殺到を抑えるための対策が不十分だったとした。