ナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は6月13日、「ラッシュ スパ(LUSH SPA)」新宿店を東京・新宿にオープンする。JR新宿駅新南口側ニュウマン新宿の向かいに位置する4階建ての路面店で、4階のオフィススペースを除く総売り場面積は約465平方メートル。1〜2階はリテールスペース、3階はスパフロアの構成だ。3階のみ6月27日にオープン予定で、今秋には国内初となるシャンプー&ブローサービスを開始する。なお、既存の「ラッシュ」新宿店は6月下旬に閉店する。
600を超えるアイテム&体験型コンテンツの展開
「ラッシュ スパ」は、同ブランドのアイテムや世界観を体験できるスパ施設。同店は、1号店の「ラッシュ スパ」京都四条通り店(2013年)、「ラッシュ」新宿店(19年)、「ラッシュ スパ」自由が丘店(23年)に次ぐ国内4店舗目となる。店内全ての製品を試すことができ、合計12台のシンクを用意。シャワーヘッドの設置や、子どもの背丈に合わせた高さにするなど、より多くの方が製品を楽しめるよう工夫した。入り口はオリジナルブランドロゴを想起させるイエローやグリーンのポップな色合いに、什器は製品カテゴリごとに色分けした。
1〜2階ではスキンケアやヘアケア、バスアイテムなど600種以上のアイテムを取り扱い、3階ではスパトリートメントを提供する。2階にはポップアップスペースを設置し、期間ごとにコンセプトを変えながらさまざまな体験型コンテンツを展開。第1弾は、7月発売予定の日本限定アイテムを軸に“五感で感じる”体験を用意する。
再利用を大切にした店舗づくり
店内のデジタルサイネージのうち、9台中7台は他店舗で使用していたものを引き継ぎ、什器や設備のうち約3割はリユース品を使用する。ディスプレイ備品には環境負荷を低減する再生アクリル「リアライト」を、什器の一部には森林資源を活用した「バイオマス塩ビシート」を採用。ほか、風呂敷に着想したギフトラッピング用アイテム“ノットラップ”の不良品を壁面仕上げ材として活用する。接着剤を使用せず、水を加えて再練することで繰り返しの利用や傷、劣化の簡易補修が可能な左官材で、壁面は同店のスタッフの手で塗り完成させるという。「使えるものは生かす」という考え方のもと、リペア・リユースを積極的に取り入れ、環境への配慮とクリエイティブを両立した空間作りに取り組む。
今後は、コーヒーショップの展開をはじめ、原材料へのこだわりや製品開発のストーリーを伝えるスペースの設置、感情やウェルビーイングにフォーカスした体験など、同店のみのコンテンツを順次導入していく。
■「ラッシュ スパ」新宿店
オープン日:6月13日
時間:11:00-21:00
場所:東京都新宿区新宿4-1-8