「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、芸術家のフランチェスコ・クレメンテ(Francesco Clemente)とコラボレーションした2025年夏のキャンペーンを発表した。
ビジョンを有する芸術家たちと関わっていくという
アンソニーの取り組みを体現したコラボ
俳優のゾーイ・クラヴィッツ(Zoe Kravitz)とイザベラ・フェラーリ(Isabella Ferrari)、モデルのペネロペ・テルネス(Penelope Ternes)とアジュス・サミュエル(Ajus Samuel)を被写体に親密な女性らしさや力強さを描き出した。クレメンテの表現豊かなアプローチに魅了されたアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vacarello)=クリエイティブ・ディレクターは、クレメンテのレイヤーを駆使した色使いが2025年夏コレクションの精神と調和すると考えた。同コラボは、分野を超えてビジョンを有する芸術家たちと関わっていくという、アンソニーの取り組みを反映している。
クレメンテが1970年代以降、多様な文化を横断する旅によって形作られた。1980年代にニューヨークに拠点を置いてからは、精神的なものと物質的なもの、女性的なものと男性的なもの、といったアイデンティティの流動性を探求するような作品を多く生み出した。