ファッション

サラ・ジェシカ・パーカーのシューズブランド「SJPコレクション」、今秋で終了

米俳優サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)によるブランド「SJP バイ サラ・ジェシカ・パーカー(SJP BY SARAH JESSICA PARKER)」は、シューズ事業の「SJPコレクション(SJP COLLECTION)」を今秋で終了することを明らかにした。

同ブランドは、「10年にわたって色彩と変化に富んだコレクションを披露してきた『SJPコレクション』を、この秋で終了するという難しい決断を下した。これまで愛用してくれた顧客やサポーター、そしてチームメンバーに深く感謝する」と声明を発表した。

「SJPコレクション」は、2014年にパーカーと、「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」の米国事業を成功に導いた故ジョージ・マルケムス(George Malkemus)がニューヨークで立ち上げた。同市内に複数の店舗を構えているが、人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY以下、SATC)」でパーカーが演じる主人公、キャリー・ブラッドショー(Carrie Bradshaw)が住むアパートメントの近くにある店舗は、熱心なファンらが訪れる観光スポットとなっているという。

「SJP バイ サラ・ジェシカ・パーカー」のほかの事業は?

コロナ禍の影響による服装のカジュアル化やオケージョン(結婚式やパーティーなど)の減少などにより、ハイヒールを中心としたエレガントなシューズの需要は縮小傾向にある。独立系のシューズブランドが苦戦する中、「SJPコレクション」はSATCやパーカーの人気もあって事業を続けてきたが、競合との厳しい競争に直面していた。

なお、「SJP バイ サラ・ジェシカ・パーカー」が手掛けるビューティブランド「SJPビューティ(SJP BEAUTY)」や、ワインブランド「インビボX, SJP(INVIVO X, SJP)」は今後も事業を継続する。

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