ファッション

「ヴァレンティノ」が「グッチ」を去ったアレッサンドロ・ミケーレと交渉中⁉︎

ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Picioli)の退任に伴い、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は「グッチ(GUCCI)」の前クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)と話し合いを進めているようだ。

情報筋によると、ヴァレンティノのラシード・モハメド・ラシード(Rachid Mohamed Rachid)会長は、ミケーレに彼が保有するファンドが昨年5月に取得したファッションブランド「ワルテル・アルビニ(WALTER ALBINI)」のクリエイティブ・ディレクターへの就任を望んだが、投資などの条件面で折り合わなかった模様。関係筋は、「ミケーレも、クチュールブランドの『ヴァレンティノ』なら興味を示すだろう。最高の素材とスタッフを抱える『ヴァレンティノ』と、再興を図る『ワルテル・アルビニ』での交渉は全く別のものになるだろう」とコメント。別の関係者は「『ヴァレンティノ』は『グッチ』ほど大きくはないが、成長の余地は大きい」としている。「ヴァレンティノ」と「グッチ」は現在、後者の方が9倍ほど大きい。

「ヴァレンティノ」のヤコポ・ヴェントゥリーニ(Jacopo Venturini)最高経営責任者は、マーチャンダイジング&グローバルマーケット担当副社長の頃、ミケーレ共に「グッチ」に在籍。2人は互いに意見を言い合える関係性だったという。

ミケーレの競業避止契約は今月中にも終了すると見られており、ローマの自宅を改装したばかりのミケーレにとって、「ヴァレンティノ」はうってつけのブランドと言える。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

独立系クリエイティブ集団が台頭、クリエイターの新潮流を見る

5月13日号は、クリエイターを取り巻く新潮流を特集します。昨年7月17日に発行した「U30 クリエイター」特集に続き、その最前線を追いました。

冒頭では独立系クリエイティブチームにフォーカス。「クリエイティブアソシエーション」「クリエイティブエージェンシー」など、独自のスタンスを掲げてクリエイティブの可能性に挑む集団です。彼らの狙いは、クライアントとクリエイターが対等な立場でものづくりに向き合え…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。