PROFILE: 小俣弦也/TARMAC代表

北海道/WAKE.

創業:2019年店舗面積:約66平方メートル
沿革:2019年、札幌で個店が並ぶ南3条通りの中でもかなり西方にオープン。開業半年後にコロナ禍に見舞われるも、ECでは売らない姿勢を貫き、結果として同店でしか売っていない別注品などを求めて北海道内外から客が集まるように。小俣代表は独立前は札幌のショップ「アンプラグド」に勤めており、当時からの仲間や顧客を含め、札幌ストリートコミュニティーを築いている
主な取り扱いブランド:「アンライクリー(UNLIKELY)」「イズネス(IS-NESS)」「オルウェイズ」「セットイン」「ファーラー」「ルックスタジオ(LQQK STUDIO)」など
札幌のショッピングエリア、南3条の西の端とも言える場所に2019年に開業したのが、小俣弦也TARMAC代表による「ウェイク」だ。「オープン半年後にコロナ禍に突入。試練が来るのが思ったよりも早かった」と茶目っ気たっぷりに語る。あの頃、急遽ECやライブ配信を整えたショップやブランドは多かったが、「ウェイク」が選んだのは真逆の道。コロナ中もECはせず、店頭販売を貫いた結果、北海道内外から客が詰めかけて行列ができる店になった。「店に行かないと買えない、と認知されたことがむしろよかった」。連日、少なくとも3〜5組は道外からの来店があるといい、週末は道外から10組以上が来ることもある。(この記事は「WWDJAPAN」2024年2月12日号からの抜粋です)
別注のお土産アイテム目当てに行列も
ECをしないのは「お店に来てくれる人を一番大切にしたいから。ECはお客さまの属性は分かるが、こんな商品がほしいんだなということは直接コミュニケーションしなければ分からない。それが僕自身の楽しみでもある」と小俣代表。独立前は、札幌の「アンプラグド」でマネージャー兼バイヤーを務めていた。当時からの顧客やファンが多くいるからこそ、オープン直後にコロナに見舞われても、店を順調に軌道に乗せることができた。
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