ファッション

「ボッテガ・ヴェネタ」インスタ削除問題に親会社CEOが言及

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」を擁するケリング(KERING)は17日、決算会見の中で同ブランドのインスタグラムアカウントがなくなったことに言及した。

 250万のフォロワーを有し、190万の投稿を行なってきた「ボッテガ・ヴェネタ」のインスタグラムアカウントが突如なくなったのは2021年1月。アカウント削除の理由や復活の可能性は明かされず、ソーシャルメディアにおけるラグジュアリーブランドの役割を見直しているのか、単なる技術的な不具合なのかなどさまざまな憶測が飛び交った。

 2月現在「ボッテガ・ヴェネタ」の公式アカウントに代わって、複数のファンアカウントが存在する。ケリング(KERING)のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「SNSの世界から『ボッテガ・ヴェネタ』が消えることはなく、単に別の方法を採用しただけだ。ブランドの情報を提供することで、SNSでの露出を自らがするのではなく、アンバサダーやファンに託した」と語り、同じ傘下ブランドの「バレンシアガ(BALENCIAGA)」と近しい戦略だと説明した「バレンシアガ」のアカウントでは2018年以降、ユーザーがとったと思われる写真をキャプションなしで投稿し続けている。

 また、「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」などについても「それぞれが独自の戦略を持っている」と言及。「お互いを補う存在であり続けるために、全てのブランドで同じ展開をするつもりはない。『ボッテガ・ヴェネタ』はこれまで非常に独立した位置づけを築いており、これからも変わることはないだろう」と述べた。

 「ボッテガ・ヴェネタ」のダニエル・リー(Daniel Lee)=クリエイティブ・ディレクターは20年12月に2021年春夏コレクションを映像形式で発表した際、メゾンコードを“人間味のある”ものへ再構築していくと語っていた。ピノー会長兼CEOは、「およそ1カ月半がたった今、『ボッテガ・ヴェネタ』の手法にはかなり説得力を感じている」と評価した。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

表と裏の古着市場 米リセールECと日本の“川上”を徹底調査

「WWDJAPAN」1月17日号の特集は「表と裏の古着市場」です。中古品市場はのみの市や古着店、リサイクルショップなどの実店舗を中心に昔からあるビジネスですが、時代に合わせて大きく変化しています。特に米国の若者はサステナビリティへの関心も高く、節約やおしゃれのためだけでなく、環境保護の観点から古着を選ぶ人も多いそうです。

詳細/購入はこちら