ファッション

「プラダ」の定番も再生ナイロンに 青山店でインスタレーション開催

 「プラダ(PRADA)」は、再生ナイロン素材を使用した“プラダ リナイロン”コレクションの特別インスタレーションをプラダ 青山店地下1階メンズフロアで開催中だ(終了日未定)。

 プラダ グループは、「プラダ」の全てのバージンナイロンを2021年までに再生ナイロン繊維に切り替えることを目標に掲げる。“プラダ リナイロン”は、その取り組みの一環として19年にスタートしたもの。織物用糸を生産するアクアフィル社とのパートナーシップのもと、海で回収したプラスチック廃棄物や漁網、繊維廃棄物から開発した再生ナイロン素材「エコニール(ECONYL)」を全てのアイテムに使用する。1万tの「エコニール」の製造につき、7万バーレルの石油を節約することができ、二酸化炭素の排出量を5万7100t削減できるという。

 南青山のみゆき通り沿いの地下フロアにつながる入り口には同コレクションを象徴するロゴが設置されている。ロゴは「プラダ」の三角プレートをループする矢印で表現した。昨年の第1弾では定番バッグを再現したバッグ全6型を発表したが、今年は大幅にラインアップを拡充。同フロア全体にメンズとウィメンズのウエアやバッグ、シューズ、小物などが並ぶ。さらにドイツの「ブラック+ブルム(BLACK + BLUM)」とコラボしたランチボックスセットも予約販売しているほか、「エコニール」仕様のウオーターボトルカバーなどもそろう。壁には「ナショナル ジオグラフィック(National Geographic)」が「エコニール」の製造の様子などを撮影した特別ムービーが投影されている。

 同コレクションの売り上げの一部は、「プラダ」がユネスコと提携して実施する海洋サステナビリティに関する教育プログラムの資金に活用する。このプログラムは、20年2〜5月に世界10都市の中等・高等学校を対象にサステナビリティのテーマに特化した授業を行うというもの。ファッション分野における海洋汚染問題などへの若い世代の理解を深め、授業の最終回では学生たちが海洋保全に関する啓発キャンペーンの企画に取り組む。

 プラダ グループは20年春夏ウィメンズ・コレクション以降、同グループ傘下のブランドにおいて動物の毛皮の使用を廃止することを発表したほか、独自の再生ポリエステル素材を開発するなど、持続可能型への転換に向けて取り組みを進める。

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