ファッション

【パリコレ】遂にヴェールを脱いだエディの新生「サンローラン」は至高のボヘミアン・シック

エディ・スリマンによる新生「サンローラン」が、遂に秘密のヴェールを脱いだ。6月のパリメンズでは、バイヤー向けの展示会形式で発表したコレクション情報を極秘機密にしていた「サンローラン」。エディにとってウィメンズ・デビューを飾る2013年春夏コレクションは、グラン・パレで写真展などを行なうイベントスペースを会場に発表された。招待状はクラシックな黒いノートブックで、中には豹柄のテキスタイルが波打つモノクロのヴィジュアルが延々と続く。薄暗い会場をスポット照明がライト・パフォーマンスのように照らし出し、天井から下がってきた大型スピーカーからアメリカのブルースシンガー、ジュニア・キンブローのナンバーをダフト・パンクが編曲した音楽が流れて、いよいよショーがスタート。

 大きなブリムハットを被り、襟元に大きなリボン・ボウを飾ったシャープな肩ラインの黒いパンツルックをファーストルックに、スエードで仕立てたガウチョ風スカートやドレス、シアーなラッフルブラウス、スパンコールのスペンサージャケット、羽で飾ったジュラバ風ロングコートなど、作品全体に流れるイメージは洗練されたボヘミアン・シック。イヴ・サンローランが最初のスモーキングで発表したリボン・ボウやシースルールック、70年代のボヘミアン・スタイル、マラブーの羽飾りなど、「サンローラン」のメゾンコードを絶妙に織り交ぜながら、エディ流に解釈したモダン・エレガンスが満場の喝采を浴びた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。