ファッション

「ニューバランス」のグレーを5名のアーティストが表現 「GREY ART MUSEUM 2026」が開催

ニューバランスジャパンとエイベックス・クリエイター・エージェンシー(以下、ACA)は5月16(土)〜30日(土)まで、「ニューバランス(NEW BALANCE)」の伝統とブランドの象徴的なカラーであるグレーにフォーカスしたアート展覧会「GREY ART MUSEUM 2026-五感で感じる伝統と革新-」を、東京・西麻布の「ウォール オルタナティブ」で開催する。

ニューバランスの思想を象徴する“グレー”を表現

本展示は、アートとの協働を通じて「ニューバランス」のクラフツマンシップの哲学やなぜ象徴カラーが“グレー”なのかに基づく思想を体感的に提示する機会として、昨年に引き続き実施された。今年は「伝統と革新(Heritage with Innovation)」というテーマを起点に、グレーを多角的に再解釈。昨年の展示的アプローチをさらに発展させ、空間、音、香り、体験、そして食へと領域を横断する、五感にひらかれた体験型展示として構成する。

1980年代に登場したオフロードシューズが源流となる伝統を象徴する“574”と、昨年発売された最新のクッショニングテクノロジーを持つ革新の象徴“アブゾーブ 2000”が本企画の主軸となるシューズ。ここに、「ニューバランス」のグレーの哲学と共鳴したアーティストが制作したアートが本展を飾る。参画したアーティストは、建築家の萬代基介(まんだい・もとすけ)氏、香りのアーティスト和泉侃(いずみ・かん)氏、書家の華雪(かせつ)氏、絵画マルチメディアアーティストの東城信之介(とうじょう・しんのすけ)氏、サウンドアーティストの國本怜(くにもと・れい)氏の5名。

先立って行われたオープニング発表会でニューバランスジャパン マーケティング部齋田菜摘氏は、「伝統的に大事にしているモノづくりに加えて、時代を超えても足元のフィット感や安定性をより良いものにするために、進化をし続けているクラフツマンシップの姿勢を伝えたいと思い、本展を企画した。クラフツマンシップに共鳴いただいたクリエイターによるグレーの多様性、奥深さ、限りないインスピレーションを作品を通して楽しんでいただき、五感をフルに活用しながら、自分にとっての“グレー”を感じてほしい」とコメント。

アートプロジェクト「MEET YOU ART」代表の加藤伸介ACA代表取締役は「昨年に続き2回目の開催。今年改めてグレーや伝統と革新というテーマを聞いたときに、このテーマが持つレイヤーも含め、アーティストの表現との相性も良いと思った。今回はそのレイヤーをさらに掘り下げ、僕達の想像を超えたアウトプットを生み出してくれる5名のアーティストと協働できた。ブランドとアートの関係性はグローバルでは当たり前になってきている。この活動を通して、『ニューバランス』がもつ思想や価値観が広く、深く伝わり、こういった取組みがもっと自然に日本で当たり前に生まれる未来に繋がればいいと思う」と語った。

5名のアーティストの作品

発表会では、アーティストたちがそれぞれの作品について言及した。

会場構成・什器設計を行った萬代氏は什器について、「ニューバランスのグレーの哲学を聞いて、“グレーを透明”と解釈し設計した。什器は吹きガラスの職人と協働で制作し、構造的に新しいバランスを取ることを試みた」と話した。“574”と“アブゾーブ 2000”をパーツ分解しそれぞれを香りとして置換・再構成した和泉氏は、「香りの中にもさまざまな情報があり、無意識で色彩や質感を感じているということを、シューズを通して共感覚的・身体感覚的なアプローチとして制作した」とコメントした。“めぐる”という文字を書き下ろした華雪氏は「街に出た時に多くの人たちがニューバランスのシューズを履いており、多様な色から生み出されるグレーという色に着想を得て、三原色からグレーの色をつくった」と話した。グレーというテーマを聞いた時に、幼少期に生まれ育った長野の銀世界を思い出したという東城氏は「実像と虚像、記憶と物質、グレーの錯覚、揺らぎを体験してほしい」と述べた。音を用いたインスタレーション作品を制作した國本怜は、「シューレースの靴紐の構造をモチーフに作品を制作し、574枚のプレートから新作を制作した」と語った。

会場内では、「伝統と革新」を飲食体験としても展開する。72年創業の富喜製麺研究所と、140年以上の歴史をもつごま専業メーカー和田萬によるコラボレーションでは、老舗の技術を掛け合わせた進化型のごま麺を提供する。さらに、京都を拠点にお茶の可能性を探求する7T+と本展が共同開発した京番茶のジェラートや、華雪氏の作品を用いたオリジナルラベルで展開されるシグネチャーワイン、和泉氏が主宰するSCENによるオリジナルドリンク“飲むニューバランス”も展開し、視覚・嗅覚・味覚を横断する体験を提供する。

■「GREY ART MUSEUM 2026 -五感で感じる伝統と革新-」開催概要
期間:5月16(土)〜 30日(土)
会場:WALL_alternative
住所:東京都港区西麻布4-2-4 1F
時間:18:00〜24:00
入場:無料

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