ファッション

「セリーヌ」2014-15年秋冬パリ ハイブリッドが生む心地よく洒脱なコート

 アンティーク調の木材を敷き詰めたランウェイ。周囲には大きな観葉植物。フィービー・ファイロのプライベートな居間に通されたような心地よい空間に、英国のジャズ・ファンクバンドCymandeの楽曲「DOVE」が流れる。さまざまなジャンルをミックスしたジャジーな曲は「セリーヌ(CELINE)」のスタイルそのものだ。そぎ落とされた中、いくつもの要素がハイブリッドされていること、そして、最新の素材使いからくる着心地の良さ。ファイロの優れたバランス感覚が抜群に洒落たムードを生みだしている。

 主役はスリムでメンズライクなコートだ。その中にさまざまな要素が入っている。30年代調のライン、大きなボタン使いや片耳だけのピアスに見るアシンメトリーなバランス、大きなラペルに見るクチュールライクな仕立ての良さ、床まで届くベルボトムのパンツに見る70年代のムード、パステルブルーのギンガムチェックから受ける"カワイイ"一面、そして大胆なスリットやアニマル柄から来るセクシーなイメージ。さらには、ドローストリングをアクセントにしたオーバーサイズのコートに見るスポーツのムードや、ニットの長い袖口を飾る大ぶりのアクセサリーや肩を飾る肩章風飾りボタンなども大切だ。

 シンプルに見えて実はたくさんの要素が入った饒舌な服は、ロゴはなくとも見れば「セリーヌ」とわかる。すべてはバランス感覚。現代の女性にとっての心地よさが凝縮されている。

CELINE x スポーツの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

色で着崩すクラシック 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集【WWDBEAUTY付録:2026年上半期ベストコスメ発表】

「WWDJAPAN」6月22日発売号は、「リアルトレンド」ウィメンズ編です。国内アパレルやセレクト各社の2026-27年秋冬の打ち出しを一挙に紹介。シーズンのトレンド傾向から「今っぽい」をかなえるスタイリング術までを読み解きます。今季のキーワードは、「クラシック」と「エレガンス」。多くのブランドが、端正なジャケットを主役にしたトラッドスタイルをベースに、独自の解釈を加えた提案に挑戦しています。また…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。