ビューティ
連載 ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望 第36回

即日配送やライブイベントが変える「店舗の購買」

有料会員限定記事

 ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、テック系ビューティメディアの編集長がリアル店舗の魅力を考察する。

【賢者が選んだ注目ニュース】
コーセーが自宅で眠ったメイクアイテムを活用したメイクイベント定期開催
「ラッシュ」がデリバリーサービス「ウォルト」と提携 30分で製品を配達

 化粧品やファッションECを利用するユーザーにとって、配送時間はハードルの1つだ。翌日受け取れるケースは増えてきたものの、「いま欲しい」「今日使いたい」というニーズに応えるには注文後30分〜2時間程度で自宅に届くか、近隣のコンビニなどで受け取れるようなデリバリー体制が必要になる。そのラストワンマイルを担うのが、フードデリバリーサービスだ。

 中国ではすでに、化粧品小売チェーンのワトソンズなどが2018年にアリババグループのフードデリバリー「ウーラマ」と提携し、いち早く即日配送をスタートしている。また「セフォラ」や、現地で若い世代に人気の化粧品小売チェーンの「ザ・カラリスト」は、テンセント傘下の「メイトゥアン」と提携。小売店だけでなく、「イニスフリー」や中国の「AFU」といったブランドもウーラマに出店している。

 日本でも、「ラッシュ」が化粧品ブランドとして初めてフードデリバリーサービスの「ウォルト」と提携し、即日配送を開始したことが「WWDJAPAN.com」で伝えられた(7/21 「『ラッシュ』がデリバリーサービス『ウォルト』と提携 30分で製品を配達」)。

この続きを読むには…
残り1248⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。