ファッション

「デビアス」が日本における店舗戦略見直しで一時撤退

 6月に銀座本店を閉店した「デビアス(DE BEERS)」は、日本における店舗戦略を見直し、日本市場から一時撤退する。ロンドンに本社を構えるデビアス ダイヤモンド ジュエラーズ(DE BEERS DIAMOND JEWELLERS)社は「賃貸契約が終了するに伴い、日本における店舗戦略を見直すタイミングだと考え閉店することにした。日本における、よりふさわしいブランドの在り方を模索し、新しいロケーションを探す」とコメントしている。国内唯一の店舗をクローズしたことで、現在、日本における店舗はない。

 デビアス ダイヤモンド ジュエラーズ ジャパンは、カスタマーサービスセンターを残しているが、広報を含むその他の部署は解散している。同社は2014年に店舗戦略の見直しを行い、08年にマロニエ通り沿いにオープンした銀座本店に国内でのブランド・プレゼンスを集約することを発表し、当時、全国に8つあった百貨店内の店舗を同年全店舗閉鎖していた。

 デビアス ダイヤモンド ジュエラーズは、世界最大のダイヤモンドの採掘、流通、加工、卸売会社であるデビアス グループ(DE BEERS GROUP)の子会社。01年にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)とデビアス グループの合弁会社として設立されたが、3月にデビアス グループがLVMHの保有していた50%の株式を買い戻し、完全子会社化した。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。