ファッション

主演は松嶋菜々子 戦後のファッション業界が舞台のドラマ制作

 フジテレビは、戦後のファッション業界を舞台にした山崎豊子原作の小説「女の勲章」をドラマ化し来年、放送する。主演は松嶋菜々子が務める。

 ドラマは大阪の船場を舞台に、主人公である大庭式子(松嶋菜々子)が戦後復興の時代に洋裁学校を開校し、ファッションデザイナーとして成功を収めるも、嫉妬や欲望、愛憎、金銭など周囲の人間関係に翻弄され続けた激動の人生を送る。

 関西のファッション業界で頭角を現し始めた式子と業界関係者の軋轢や、服飾学校の立ち上げから式子を支えるも、次第に経営権を掌握していく八代銀四郎の姿などを描く。また、式子の支えとなるが自身も心に深い闇を抱える大学教授の白石など、山崎作品ならではの一癖も二癖もある人物が登場する。放送日は未定。

 また、同番組のホームページで服飾専門学校などの学生から、12月22日まで作品のデザイン画を募集。デザイナー、監督、出演者らによる審査で優秀作品に選出された作品20点がクライマックスのファッションショーのシーンで登場する予定だ。グランプリには賞金50万円、副賞は未定、優秀賞の5点には賞金10万円を贈呈する。

 同番組の太田大プロデューサーは「デザイナーとして頂点を目指していく本作の主人公にちなんで、未来のファッション業界を引っ張っていく学生の皆さんがチャンスをつかむための応援ができればと思い、企画いたしました。若い皆さんが、これまで知ることのなかった1950年代という時代に思いを馳せながら、若いアイディアと考えをぶつけてくださることで、新しい何かが生まれることを期待しています」とコメントしている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。