ファッション

20周年の「ドレステリア」がアーカイブを復刻したコレクション

 ワールドの子会社インターキューブの「ドレステリア(DRESSTERIOR)」は2018-19年秋冬で、ブランド誕生20周年を記念したコレクションを発売する。20年間でブランドの定番やヒットアイテムになった20型を、今の雰囲気やシルエットにして再解釈。ロングセラーの裏毛パーカは、裏面に起毛させたカシミヤを使った特別版(4万8000円)を用意。その他、ウィメンズでは05年にイタリアの機能素材オルメテックスの生地を使ったステンカラーコート(8万9000円)や10年に販売したシルクウールのドレス(5万9000円)、メンズはアーカイブのピンタック入りのシャツを復刻したリネンシャツ(1万6000円)、メルトンのシングルコート(5万8000円)などをそろえている。

 アニバーサリーシーズンに店頭に並ぶウィメンズ商品は、「オマージュ」をテーマに、ココ・シャネル(Coco Chanel)やラルフ・ローレン(Ralph Lauren)、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)、「エルメス(HERMES)」を手掛けていた時のマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)、「マックスマーラ(MAX MARA)」のキャメルコートをデザインしたアンヌ・マリー・ベレッタ(Anne-Marie Beretta)ら著名デザイナーが作った普遍的なスタイルを「ドレステリア」流にアレンジした。シャネルが提案したツイードジャケット、ラルフの紺ブレザーやラガーシャツ、マルタンのラップスカート、アンヌのキャメルコートなど。それぞれ白、黒、ネイビー、グレー、ベージュのベーシックカラーを取り入れた。また、バイイングではバッグブランド「ワッコワッコ(WACCOWACCO)」による「ラルフローレン」のデッドストック生地を使用した別注のビッグトートを並べる。

 メンズでは、機能性素材を用いてスポーツテイストを加えたミニマルなジャケットスタイルを打ち出す。ロゴアイテムを取り入れて1980~90代にロンドンで活躍した、スタイリストのレイ・ペトリ(Ray Petri)が得意としたテーラードとスポーティーアイテムを掛け合わせたコーディネートをモダンに提案する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。