ファッション

「ブルガリ」が香りのライフスタイル提案を強化 その狙いと戦略

 「ブルガリ(BVLGARI)」は6月3日、フレグランスの「オ・パフメ」シリーズのパッケージを刷新し、リニューアル発売する。植物のエンボスを目立たせ、自然との親和性を打ち出すほか、これまでの高級ホテルなどのアメニティーとしてのみ展開していたキャンドルやリフレッシングタオルを百貨店でも販売していくという。来日したマニーニ・フレグランスビジネス マネージングディレクターに、その狙いを聞いた。

 「オ・パフメ」シリーズは1992年、茶の香りをベースにした香水「オ・パフメ オーテヴェール」でデビュー。ジャポニスムを想起させるとして人気を博し、今や日本、海外ともに「ブルガリ」の香水事業の約20%を占める人気シリーズに成長した。そのシリーズをなぜ今、リニューアルするのか。

 その問いに、マニーニ・マネージングディレクターは、「『ブルガリ』として、香りの提案をライフスタイルにまで広げていくため」と答えた。「近年、若年層を中心に、自分のライフスタイルを大切にする動きが強まっている。これに伴い、香りの使い方も変化してきた」と分析する。「ライフスタイルの変化とともに、外出時にはフレグランス、家ではキャンドルやディフューザーを使うなど、香りの楽しみ方に幅が生まれてきた。『ブルガリ』といえば、日本でも人気の『ブルガリ モン ジャスミンノワール オーエキスキーズ』『オムニア』が有名だが、これらはいわば男女の仲のエモーショナルな気分をかき立てるフレグランス。一方で『オ・パフメ』は、自分自身のために使う香りとして最適なライフスタイル提案に強いシリーズ。今後はフレグランスと両軸で、『ブルガリ』の香りの世界を提案していく」と強調した。今秋以降、香りやアイテムのバリエーションも増やしていくという。

 「オ・パフメ」に関しては、売り場提案にも工夫を凝らす予定だ。「欧米では、和室をイメージした『オ・パフメ』専用の出店も計画している。日本でも百貨店の香水売り場に限らず、その他の売り場などでの販売を視野に入れている」とマニーニ・マネージングディレクター。販売目標は出荷ベースで2倍を目指すという。

 現在、『ブルガリ』全体における香水事業の売上高シェアは約25%。「今後同ブランドにおける香水事業をさらに強化していく」と、意気込む。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

色で着崩すクラシック 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集【WWDBEAUTY付録:2026年上半期ベストコスメ発表】

「WWDJAPAN」6月22日発売号は、「リアルトレンド」ウィメンズ編です。国内アパレルやセレクト各社の2026-27年秋冬の打ち出しを一挙に紹介。シーズンのトレンド傾向から「今っぽい」をかなえるスタイリング術までを読み解きます。今季のキーワードは、「クラシック」と「エレガンス」。多くのブランドが、端正なジャケットを主役にしたトラッドスタイルをベースに、独自の解釈を加えた提案に挑戦しています。また…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。