ファッション

【東コレ】「ジェニー ファックス」が描く米国田舎町とSFの世界

 オーバーサイズの白いニットジャケットやハート柄のブランケットコート、さらにショート丈のニットアイテムなどを発表した。どことなく野暮ったく、田舎っぽい印象を受けるコレクションは、1997年に公開された映画「ガンモ」から着想を得たもの。同映画は、竜巻で村が崩壊し、希望がない中でも村に住み続ける人たちを描いたストーリーで「淡々としたアメリカの田舎町をイメージして制作した」(デザイナーのシュエ・ジェンファン)。アメリカの田舎町と言えば「テキサス州などはUFOがよく出るので、SF的なディテールも入れている」とジェンファン。レインボーカラーのヒモ使い、さらにフィナーレには宇宙人を登場させるユニークな演出もあった。田舎町のダイナーで働く女性たちは、キャラクターを配したニットやゴミ袋を思わせるビニール素材のスカートをはいている。チープでだらしないスタイリングも多い。デザイナーにフィナーレの狙いを聞くと「村人にとってUFOが希望の光に見えても、宇宙人はヒマつぶしで来ているだけだったりする」。希望はなくとも絶望でもない。独特の空気感が流れるカジュアルウエアだ。

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“カワイイ”エボリューション! 2026年春夏ウィメンズリアルトレンド特集

「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹…

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