「タム(TAMME)」は9月19日、フットウエアブランド「キッズ ラブ ゲイト(KIDS LOVE GAITE)」とのコラボレーションによるブランド初のシューズを発売した。2026-27年秋冬コレクションのテーマ“ORDER”をもとに、玉田達也デザイナーの記憶に残る、警察官だった父の制服姿を起点に、日本の警察制服が持つ“規律”や“秩序”を現代の装いとして再解釈した。
着想源は警察官のコンバットブーツ
今回のブーツは警察官のコンバットブーツを着想源に、クラシックなサイドジップブーツの要素を取り入れ、フロントジップ仕様に再構成。フロントとサイドのジップによる着脱性に加え、くるぶし当てを思わせるディテールや、左右で構成の異なるアッパーデザインを採用。スーツスタイルにも合わせやすいミニマルなルックスと、機能的な装備を思わせるスタイルを両立した。価格は24万2000円。カラーはブラック、サイズは41〜44をそろえる。
「タム」は“既存の更新”をコンセプトに、ファッションの文脈をデザイナー独自の視点で抽象化、再構成してきた。今回のコラボレーションでは、「キッズ ラブ ゲイト」のシューズメイキングを通じ、そのアプローチを初めて足元に落とし込んだ。
期間限定ショップが常設化
また、4月から阪急メンズ東京6階「GARAGE D.EDIT」で展開してきた期間限定店舗を、9月19日から常設化した。最新コレクションを中心に取りそろえ、ブランドの世界観を発信する新たな拠点とする。
「タム」とは
玉田デザイナーは1988年福島県生まれ。21年に「タム」を立ち上げ、21-22年秋冬コレクションからスタートした。ブランド名は、男性を意味する“オム(HOMME)”と女性を意味する“ファム(FEMME)”の共通文字に、自身の名前を重ねた造語。24年9月に「東京ファッションアワード 2025(TOKYO FASHION AWARD 2025)」を受賞し、25-26年秋冬コレクションで初のランウエイショーを行った。
「キッズ ラブ ゲイト」とは
「キッズ ラブ ゲイト」は山本真太郎デザイナーが手掛けるフットウエアブランド。1990年の15歳の時に渡英。キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツ(Camberwell College of Arts)在籍後、「ジ オールド キュリオシティ ショップ(The Old Curiosity Shop)」で靴作りを学んだ。2000年に帰国し、東京・浅草のシューズメーカーで経験を積んだ後、08年に自身のブランド「キッズ ラブ ゲイト」を設立。1990年代のロンドンのストリートカルチャーから影響を受けたデザインと、浅草で培った靴作りの技術を掛け合わせたシューズを手掛けている。