ファッション

スポーツファンによるピンタレストでの検索が増加 ワールドカップやF1の人気も後押し

ピンタレスト(Pinterest)は近年のファッションとスポーツの密着を受けて、スポーツ関連の検索動向を追跡し、初のスポーツ版トレンドレポートを発表した。

世界中の月間アクティブユーザー6億人の検索データを分析し、次のトレンドを予測するピンタレストのトレンドレポート。2026年夏トレンドレポート“スポーツからストリートスタイルへ”は、スポーツファンがお気に入りのチームのカラー、グラフィック、ユニホームにファッションインスピレーションを受けていると明らかにした。ファンダムは自己表現の一形態となり、ピンタレストはそれらを自然と探究し可視化する場所になっている。

日常に溶け込むスポーツスタイル

トレンドレポートは、クロップド丈のワールドカップジャージやF1スタイルといったスポーツウエアが夜の外出時の装いに使われていることを明らかにした。F1選手の妻や恋人たちのレース当日のファッションが日常的なファッションのヒントにもなっている。また、マスターズゴルフトーナメント、全米オープンのポロシャツやベースボールキャップは一部のZ世代のステータスシンボルになった。

スポーツスタイルの流行に連動したヘアスタイルやメイクも注目を集めている。ヘアスタイルでは、“ピクシーカット バッドガール”、鎖骨ロブ、“ミクシー ピクシー マレット”といったワードが上昇した。観戦グラムメイクとして、スモーキーアイメイクやバタフライアイメイクなどが多く検索されている。またユーザーはチームカラーに着想した観戦パーティールックとして、ヘアティンセル、バンダナスカーフ・ジュエリー、ワールドカップ ステッカーに注目していた。

人々はスポーツのシンボル、チームカラー、ユニホーム、大胆なグラフィックを日常的な方法で取り入れている。ピンタレストのグローバルトレンド&インサイト責任者のシドニー・スタンバック(Sydney Stanback)は「これは一つのカテゴリーにとどまらず、ファッション、ビューティー、フード、ライフスタイルなど、あらゆる分野で同時に見られた。こうしたカテゴリー横断的な勢いは、単一のトレンドではなく、文化的な変化が起きていることを示している」と語った。

スポーツとファッションの融合の背景

この変化を牽引しているのは女性アスリートたちだ。米女子プロバスケットボールリーグ、WNBA選手のナターシャ・クラウド(Natasha Cloud)は競技外でのスタイルや美容、アイデンティティーにも影響を与えている。また、女子テニス選手アリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は「ヴォーグ(VOGUE)」5月号のの表紙を飾り、ファッションとスポーツの融合を象徴している。

急上昇した検索ワードには女性アスリートが名を連ねた。オリンピックフィギュアスケーターのアリサ・リュウ(Alysa Liu)がトップに位置し、フリースキースキーヤーでモデルのアイリーン・グー(Eileen Gu)、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の婚約者兼インフルエンサーのジョルジーナ・ロドリゲス(Georgina Rodriguez)、WNBA選手のナターシャ・クラウド(Natasha Cloud)、そして“ケイトリン・クラーク(Caitlin Clark selfie) 自撮り”が続いた。このセルフィーは、2月に開催された「プラダ(PLADA)」のファッションショーのバッグステージでアイリーン・グーと撮影された。

アスレジャースタイルの台頭

スポーツウエアとカジュアルウエアの融合を意味するアスレジャーという概念は新しくない。この用語は1979年にスポーツ用品製造業者協会のジョン・ゲバウアー(John Gehbauer)が初めて提唱した。「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADIDAS)」「プーマ(PUMA)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」はいち早くアスレジャーをアパレルカテゴリーとして確立し、その後「トリー バーチ(TORY BURCH)」「プラダ(PRADA)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」などのデザイナーズブランドも参入した。

また、夏のトレンドレポートは、検索数が698%増加した1990年代のミニマルスタイルの急増を予測している。既に“バッドガール トラックスーツ コーデ”やナイロン製、ウインドブレーカー風のトラックスーツなどの検索ワードが上昇している。

スポーツイベントの開催に伴い注目を集める検索ワード

主要スポーツイベントを目的とした旅行の人気拡大に伴い、参加者のなかにはイベントにふさわしい服装好む人もいる。ピンタレスでは、F1らしいレザージャケットとシャツをとりいれた服装への関心が高まっている。ゆったりとしたシルエットのデニムスタイルのカプリパンツも検索数を伸ばした。

またワールドカップの開幕に先駆け、ワールドカップのユニホーム、特にブラジル、メキシコ、コロンビア、アルゼンチンのユニホームの検索数が上昇した。ユーザーはデニムショートパンツとユニホームの組み合わせた“デニムショーツ ジャージ コーデ”にも注目している。オーバーサイズやクロップド丈のユニホームにも関心が集まっており、カーゴパンツ、カーゴジーンズ、カーゴショーツ、パッチワークパンツやジャケットも人気だ。

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