ファッション

【東コレ】「ミキオサカベ」は”自然と人間”のテーマを「風の谷のナウシカ」で表現

光ファイバー製の植物のような装飾を会場に敷き詰め、映画「風の谷のナウシカ」に登場する腐海のような演出と曲でショーを発表した「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」。「自然と人間」を大テーマに、"原宿ストリート"や"キモカワ""アニメ"などの要素や概念をミックスした。アニメTシャツにハート型の装飾を施したオーガンジーのブルソンやコルセットを合わせたり、パステルカラーのボクサーパンツにオーガンジーのフレアスカートを重ねたりするなど、シャーベットカラーでまとめたフェミニンで、過剰なレイヤードスタイルを提案。そこにかつて、ヤンキーの間で流行った犬モチーフのブランド「ガルフィー」を連想させる、骨を加えたビーグル犬のような刺繍を散りばめ、1980年代のエッセンスも盛り込んだ。

ウィメンズを中心に、メンズも2体登場。アニメTシャツに大きな襟をつけたトップスや、溶けたアイスクリームのような波打つ襟を施したトレンチコートなど、今季もここ数シーズン続く中性的な男性像を提案した。ショーの演出について、「否定も肯定もしていないが、原発や震災に影響を受け『風の谷のナウシカ』の世界観を取り入れた」とデザイナーの坂部三樹郎。さらに、「日本のストリートファッションは、シルエットがキレイじゃなかったり、ゴチャゴチャしていたりと海外から見ると極めて特殊。今では、郊外のショッピングセンターで販売している服もシンプルで万人ウケするモノばかりだけれど、昔売っていたヤンキーが着ていたような野暮ったい変なファッションの方が記憶に残っている。独自の進化をとげた文化をミックスして共有したいと思った」とコメントした。

?

?

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

訪日客100人に直撃「買ったもの教えて下さい」& インバウンド比率9割!も インバウンド人気店舗FILE

「WWDJAPAN」5月20日号は、円安でバブル化している「インバウンド特集」です。銀座、原宿・表参道、心斎橋での訪日客57組106人への突撃インタビューに加え、インバウンドで好調な12の店舗・ブランドを、インバウンド比率や好調アイテム/ブランドとともに紹介した「インバウンドで売れる店FILE」も収録。新しいインバウンド消費の内実を追いました。中国や韓国、米国などのインバウンド消費の上位国からスウ…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。