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アウトドアフットウエア「キーン」がトレランシューズ発売 「フジロック」のブースで試し履きも実施

米ポートランドを本拠地にするアウトドア・フットウエアブランドの「キーン(KEEN)」は7月25日、トレイルランニングシューズの“シーク(SEEK)”を発売した。ハイキングシューズの開発で培ったノウハウと、ブランドが重視する環境負荷を低減したモノ作りのアプローチを応用。トレラン初心者から長年の愛好家まで、レベルやスタイルを問わず、自分のペースで、また仲間たちと気持ちよく走ることを楽しめるシューズになっている。

開発にかけた期間は約2年。トレイルランナーからリアルな声を集めてシューズに求められる機能性や考え方を把握し、プロトタイプ(サンプル)が出来上がってからは試走を重ねて調整を繰り返した。開発チームの1人はプロトタイプを履いて1年で1500km弱を走破。ランナーやテスターとの対話とフィードバックを何度も重ね、山を走りたいランナーが求める機能と、摩耗に強い耐久性を追求したという。

ランニングシューズ開発のキモであるミッドソールには、反発性とクッション性、軽量性を備えた「クアンタムフォームエックス(QuantumFoamX)」を採用、長距離のランでも安定性と推進力をサポートする。摩耗に強い高耐久ラバーを使用したアウトソールは、前述の1500km走行も耐えたものだ。つま先にゆとりを持たせたデザインは足指が自然と広がりやすく、未舗装の不整地でも快適さ、安定性を確保する。ヒールドロップ(かかと部と前足部の高低差)は6mmとし、自然な着地をサポート。かかとをしっかり固定し、着地時のブレを抑えることにも注力し、ファンランナーに多いかかと着地に最適化した構造になっている。

鮮やかなグラデーションカラーを採用した、見た目にも楽しいニットアッパーもポイント。メンズ、ウィメンズともに3色展開で、各2万6400円。重量は27.0cmで片足306g。

25日から、「キーン」の直営店である「キーン ガラージ(KEEN GARAGE)原宿」とブランド公式ECで販売するほか、「ランボーイズ!ランガールズ!(Run boys!Run girls!)」「ストライドラボ(STRIDE LAB) 高尾」「ルナークス・ランニング・カンパニー(RUNARX RUNNING COMPANY)」「ラン ウォーク スタイル(RUN-WALK Style)大阪店」「タイクーンランニング(TYCOON running)」「道がまっすぐ」といった全国のトレランやランニングの専門店で扱う。また、ビームスのECである「B印マーケット ビームス(B印 MARKET BEAMS)」や、「キス(Kith)トーキョー・オオサカ」「ミタスニーカーズ(mita sneakers)」といったスニーカーブティック、「アートスポーツ(ART SPORTS)本店・リンクス梅田店」でも販売する。

「キーン」は、25〜27日に新潟の苗場スキー場で開かれている野外ロックフェスティバル「フジロック フェスティバル'25(FUJI ROCK FESTIVAL'25)」のオフィシャルサポーターも務めている。イエロークリフに出展する「キーン フェス ラン ステーション(KEEN FES RUN STATION)」では、“シーク”のトライオン(試し履き)や販売も実施。25、26日に会場で行われる早朝ランイベントにも協賛している。また、「キーン」は8月2日に開催される「野沢トレイルフェス」、9月6日の「下諏訪御柱街道トレイル」といったトレランレースにもブース出展し、“シーク”のトライオンを行う。

問い合わせ先
キーン・ジャパン