「ユニクロ(UNIQLO)」は7月末、デザインコンペティション「UT グランプリ 2025(UT GRAND PRIX 2025)」の受賞デザインを起用したTシャツを発売する。各1500円。「ユニクロ」一部店舗および公式オンラインで販売する。
「UT グランプリ 2025」
世界の応募から5作品を選出
「UT グランプリ 2025」は、イギリスの近現代美術館、テート・モダンと共に、「“未来を創る未来を創る"CREATE THE FUTURE"」をテーマに、世界から集まった、約1万件の応募から5作品を選出した。大賞は、ビデオゲームや近未来を連想させる、メルヴィン・ギャラポン(Melvin Galapon)による「FUTURE NOW」を選出。テート賞は、ゴッホから受けたインスピレーションと、子どもの描いた花を掛け合わせた、髙橋成道の「Eternal Bloom」。ユニクロ賞は、ピザを食べたくなった瞬間の心情を視覚化した、アン・ドウン(Ahn Do Eun)による「The pizza I want to eat」。また入賞は、“cactus_”による「本を読むおばけ」と、ソフィー・ノーマン(Sophie Norman)による「TETRALAND」を選出した。審査員は、アーティストで「UT」のクリエイティブ・ディレクターの河村康輔、テート美術館 副館長兼テート・モダン 館長のカリン・ヒンズボー(Karin Hindsbo)らが務めた。
大賞を受賞した、メルヴィン・ギャラポンは、「私がまだ子供だった1980年代のビデオゲームはSFの要素やテクノロジーが溢れており、私の想像力を豊かにし、非日常の世界へと連れて行ってくれた。あの時感じた遊び心を表現したデザインを通じ、皆さんにも未来を感じてほしいと思う」とコメントしている。
「UTグランプリ」は、2005年に開始したコンペティション。Tシャツをキャンバスとしてとらえ、自由な発想でグラフィックやメッセージなどを表現、年齢や性別、国籍、プロ、アマチュアなどを問わず、誰もが参加できる。