フレグランスメーカーのキャライノベイトは、“日本の技”を結集した新フレグランスブランド「破天荒(HATENKO)」を立ち上げる。第1弾として、浮世絵に着想したオードパルファム5種を4月14日に発売する。容量と価格は各50mL、各1万3200円。取り扱いは全国のセレクトショップやミュージアムショップ、書店など。4月10日から直営店の「イニム(INIMU)」および同公式ECで先行販売する。
「破天荒」は、日本の職人の技術を結集した香水ブランド。異業種の技を結びつけ、日本の伝統文化や歴史的背景を重んじながら現代に新たな価値を創造するモノ作りを実現する。
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香りは、ベルガモットやウメが浅草の情景を映し出す“花火”、グレープフルーツやウォータリーノートが荒波や磯の風のように力強く透き通る“磯波”、レモンやジャスミン、サンダルウッドが闇夜の冷たさと神秘を演出する“おどろおどろ”、マンダリンやチュベローズ、ムスクが柔らかな色香と気品をもたらす“魁(さきがけ)”、チェリーやマグノリア、ミュゲが桜の儚さと華やぎを閉じ込めた“桜吹雪”の5種をラインアップ。
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パッケージにはそれぞれ、安藤広重の「名所江戸百景 両国花火」、葛飾北斎の神奈川沖浪裏「富嶽三十六景」シリーズの代表作、歌川国芳の「相馬の古代理」、喜多川歌麿の「櫛を持つ女」、安藤広重の東都名所「吉原仲の町桜時」の浮世絵をデザインした。香水ボトルのキャップには、加賀友禅の技法「染め付け」を施した木曾檜を使用。かつて緩衝材として使われた浮世絵を再現した紙で香水を包み込み、化粧箱にセットした。