ファッション

【ユニクロ2025年春夏展示会:後編】「ユニクロ ユー」のスーパーレイヤードに注目

チュールやオーガンジーなど涼しげな素材を取り入れたレイヤードコーデは、もはや春夏トレンドの定番になっている。酷暑が当たり前となり、かつアイテム数が少なくスタイリングに差が生まれにくい春夏のファッションを楽しめる提案として、価格帯を問わずさまざまなブランドが打ち出しを強化している。このほど行われた「ユニクロ(UNIQLO)」の25年春夏展示会でも、レイヤードスタイルを得意とする「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」が軽やかでミニマムな重ね着“ライトレイヤリング”を提案していた。

“ライトレイヤリング”とは、シアー感のある軽やかな素材のアイテム同士を合わせること。「ユニクロ ユー」のアイテムは、どれもシンプルで着回しのきくデザインのため、一見難しそうなレイヤードにも臆せず挑戦できる。中でも今季イチオシだというタンクトップ(※写真2枚目)を軸に組んだコーデは、ペールイエローやライトグレーなど淡い色使いでまとめ、春先の暖かで穏やかな空気感を演出している。

「ユニクロ:シー」や協業ラインのイチオシは?

「ユニクロ:シー(UNIQLO:C)」は、「24年秋に発売したウィメンズのボマージャケット(※写真3枚目)が女性だけでなく男性からも支持を集めている」(PR担当)という。25年春夏も継続し、「ユニクロ:シー」が提唱する男女の垣根を超えたファッションを体現するアイテムとして打ち出していく。一方、ボトムスは「全店舗でワイドスエットパンツの動きが良い」。今季のコレクションでは新たにハーフパンツ(※写真4枚目)を導入し、春以降のファン獲得に繋げていく狙いだ。

ファーストリテイリング傘下の仏ウィメンズブランド「コントワー・デ・コトニエ(COMPTOIR DES COTONNIERS)」とのコラボコレクションは、昨年好評だったリネンTシャツ(※写真9枚目)に注目。PR担当は「昨年より取り扱い店舗を増やし、より多くのお客さまに届けられるようにしていく」と意気込む。同社傘下の仏インナー・ランジェリーブランド「プリンセス・タム・タム(PRINCESSE TAM.TAM)」は、外出着と部屋着の境目をなくしたようなアイテムが目白押し。ピンクのストライプのパジャマ(写真11枚目)が象徴的だ。

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