知的障がいを持つ作家の作品を自社製品やライセンスなどに活用するヘラルボニーは3月15日、東京・銀座レンガ通り沿いにヘラルボニー初となる都内の常設店舗、ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ(HERALBONY LABORATORY GINZA)をオープンする。同店舗は、来場者が作家や作品と出会うことを通じて、“障害に関する価値観が変わる”体験を提供する。
実験室を意味する“ラボラトリー(LABORATORY)”という名称には、銀座の街を実験室として、異彩を放つ作家とともに、社会の価値観の変容を目指すヘラルボニーの思想を発信する場にしたいという想いを込めた。
作家や作品との出会いを生み出す空間
同店舗にはショップとギャラリーを併設する。作家のアトリエスペースを常設設置したショップでは、製品の販売のほか、ヘラルボニー契約作家創作活動に触れることができる機会も用意する。また、ギャラリーでは、アートの展示販売に加えて、今後さまざまな展示企画を予定している。
松田崇弥、松田文登ヘラルボニー共同代表 は、「“いつか銀座に出店できたらどうする?”双子で夢想していた言葉が、ついに現実になります。頬をつねると、ちゃんと痛い、夢ではないことに安堵しています。これは経済的に成功したから実現できることではありません。小さな地方発ブランドによる大きなリスクを背負った挑戦です。異彩を放つ作家と共にド真ん中で勝負する意思表明です。挑まなければ、すべて可能性のまま終わる。自分の、福祉の、社会の、想像を常に追い抜いていけますように」とコメントした。
店舗概要
◾️ヘラルボニー ラボラトリー ギンザ
オープン予定日:3月15日
住所:東京都中央区銀座2-5-16 銀冨ビル1階