ファッション

レナランゲが賃金支払不能状態に ブランドビジネスは継続の見込み

 ドイツ・ミュンヘンを拠点とするレナランゲが、従業員に対する賃金の支払いができない状態にあると報告した。同社は近い将来、政府の正式な手続きのもと管財人が決まり、ブランドビジネスが続くことを期待している。創業1916年、間もなくブランド設立100周年を迎える同社は2012年12月、オーストリア・ザルツブルグを拠点とするマネジメント企業ラディガー&パートナーズに売却された。現在、世界に21店舗を構え、ニューヨークやモスクワ、ミラノ、ロサンゼルスなどにブティックを構えようとしているが、今年6月に予定していたパリ店は、未だオープンしていない。関係筋によると、海外市場への早急な出店により、債務が膨らんでいたようだ。

 「レナランゲ(RENA LANGE)」は、日本ではアオイがディストリビューターを担当している。同社は現在、百貨店インショップなど、国内に5店舗を手掛けている。

 同社にはすでに管財人から、今後も事業はこれまで通り継続するとの連絡を受けている。

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