エスティ ローダーの2013年度第1四半期決算は増収増益だった。売上高は前年同期比102.9%の25億5000万ドル（約2040 億円）、利益は同107.5%の2 億9950万ドル（約239 億6000万円）。当初の業績予想は上回ったが、欧州と韓国のビジネスが振るわず、年間の業績予想を同106 〜107%に下方修正した。
ファブリツィオ・フリーダ＝プレジデント兼最高経営責任者は、「プレステージ市場はここ数年、前年比104 〜105%の伸びで成長していたが、今年は103%程度に留まるだろう。欧州債務危機問題に揺れる南欧が、引き続き懸念材料となるだろう」。エスティ ローダーの欧州債務危機問題への対応策としては「これらの地域が活気を取り戻すのは、14 〜 15年頃になるだろう。それまでは好調なブランドに集中投資し、マーケットシェアを高める努力を継続する」と語った。その他の地域については「今年はほぼ全ての国や地域でプラス成長を記録した。これは市場シェアを拡大している表れ」と好調ぶりをアピールした。
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