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パルコが2023年秋冬シーズンの広告を公開 「ディオール」や「グッチ」を手掛ける映像監督、タヌ・ムイノを起用

パルコは、2023年秋冬シーズンの広告を公開した。クリエイティブ・ディレクターには、春夏シーズンから引き続き、「ディオール(DIOR)」や「グッチ(GUCCI)」のキャンペーンムービーやハリー・スタイルズ(Harry Styles)の「As It Was」のミュージックビデオを手掛けたウクライナ出身の映像監督、タヌ・ムイノ(Tanu Muino)を起用した。

広告は「トンボとアリ」(アリとキリギリスのウクライナ版)をモチーフにした、春夏シーズンの続編だ。前シーズンは、美しい自然とモダンな建造物の中で季節を楽しむキャラクターの姿を表現していた。続く今シーズンは、ひとりぼっちになったトンボがアリと出会い、互いに持っていなかったものを与え合って新しい世界に繰り出す姿を描き、物語を完結させた。

衣装には「ヴェルドン サリム(VELDON SALIM)」や「イブラヒマ ゲイエ(IBRAHIMA GUEYE)」など、世界的に注目を集めるアップカミングなブランドを採用。トレンドのシアー素材を取り入れたセンシュアルなスタイルやトレンドカラーのチョコレートブラウン、レッドを用いてファッションの魅力を表現した。

「シーズンごとにどれも雰囲気が違っているので、コスチュームが好きなシーンもあるし、ロケーションが気に入っているシーンもある。例えば、春はさまざまなコスチュームをまとった妖精のダンサーがすてきだったし、夏は夏らしい明るいバイブスを感じた。秋はダンスの振り付けが素晴らしかったし、冬のロケーションは、フォトショップでつくったような景色なのに、実際に存在する場所だからすごい」とムイノは、一連の制作を振り返った。

広告のグラフィックポスター・ムービーは、パルコ各店で公開される。