ファッション

「ディーベック」2023年春夏はフィッシングの要素をモダンに“再生” シルク100%の撥水ウエアも

 「ディーベック(D-VEC)」2023年春夏コレクションのテーマは、“RECLAIM(再生)”だ。先シーズンに引き続き、フィッシングブランド「ダイワ(DAIWA)」から派生した同ブランドの本質に立ち返るコレクションを発表した。

 機能的なフィッシングウエアや、フィッシャーマンの伝統的なアイテムを着想源に、それらを分解&再構築することで、現代的にアップデート。都会で楽しむアクティブウエアへと昇華した。

 「ディーベック」では、防水性・撥水性(WATER PROOF・WATER REPELLENCY)や伸縮性(FLEXIBILITY)、超軽量性(ULTRA LIGHT WEIGHT)など、釣りのフィールドで培った機能性アイテムを通年で打ち出しているが、今シーズンは特に撥水性にフォーカス。

 平織りのシルクに撥水加工を施したショート丈のビーコートやオリジナルジャカードのドレスシャツなどは、アウトドア由来の機能性とは相反して、程よい光沢感がエレガントな印象だ。アームには、立体的な3Dパターンを用いることで、動きやすさも考慮した。

 さらに、ファスナーの開閉でセーラーカラーにもフードにもなる“セーラーフード”付きのテーラードジャケットや、釣りで着用するウェーダー(つなぎ)をストレートシルエットでスマートに表現したアイテムなどもラインアップ。ブランドのアイコニックなオリジナルパターンで作られた、撥水加工のキルト素材はプルオーバーやパンツに落とし込んだ。

 海を想起させるディテールもアイテムの随所に採用。網のグラフィックやボーダー、メッシュ素材などが、ユニークかつ軽やかなデザインのアクセントになっている。

 今シーズンは、キャッチーなアクセサリーもバリエーション豊富だ。魚やいかりモチーフのスモールレザーグッズや、ビビッドカラーのバケットバッグが、スタイリングに春夏らしい遊び心を添えた。

 「ディーベック」は22年3月、廃棄漁網をアパレルアイテムにアップサイクルし、漁協関係者へと還元することで廃棄漁網に新たな価値を生み出すことを目指す「漁網アップサイクルプロジェクト」を始動。「楽天ファッション・ウィーク東京」23年春夏では文化学園と東京藝術大学の2校の学生とコラボレーションした産学連携の取り組みをスタートするなど、社会貢献活動も積極的に行っている。「漁網アップサイクルコンテスト」で最優秀賞を受賞した高田綾によるウエディングドレスは3月に表参道のD-VEC TOKYO EXCLUSIVEで販売予定だ。

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