ファッション

「ボッテガ・ヴェネタ」がダニエル・リー時代のアイテムのオフプライスストア販売について声明 「出所や真贋を調査中」

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、11月に突如退任したダニエル・リー(Daniel Lee)前クリエイティブ・ディレクター時代のアイテムがオフプライスストアで販売されたことについて声明を発表した。

 米「WWD」は12月1日、リーが手掛けた「ボッテガ・ヴェネタ」のアイテム125点以上がオフプライスストアのTKマックス(TK MAXX)のウェブサイトで販売されていると報じた。アイテムはウエアやシューズ、アクセサリーなど幅広く、最大で79%オフで販売されているという。

 これに対して「ボッテガ・ヴェネタ」は、「TKマックスのようなリセラーに卸すことはしていない。同サイトで販売されている製品の出所や真贋を積極的に調査中だ」とコメントしている。

 投資会社のアライアンス・バーンスタイン(ALLIANCEBERNSTEIN)が12月2日に発表した「2021年10月付ラグジュアリーブランド“価格規律”指数調査」の中でルカ・ソルカ(Luca Solca)シニア・リサーチャーは「ケリング(KERING)傘下の『ボッテガ・ヴェネタ』『グッチ(GUCCI)』『サンローラン(SAINT LAURENT)』はいずれも完璧に近い価格規律を継続している。この調査を開始以来、『ボッテガ・ヴェネタ』で初めて割引価格で販売された商品が1つもないという結果が出た」とコメントしている。さらに、同調査報告書は「ボッテガ・ヴェネタ」について、「オフプライスチャネルで1位を獲得しており、値引きをしないという方針がそのほかの販売チャネルにも良い影響をもたらしている」と分析している。

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