お店の様子。「シェイクシャック」はCSRにも積極的だ。テーブルにはボウリングレーンだった廃材を使用。限定メニューの「エビーンズ」の売り上げの5%は、表参道・原宿で活動するゴミ拾いボランティアをするNPO団体グリーンバードに寄付する
サザビーリーグはニューヨーク発のハンバーガーレストラン「シェイク シャック(Shake Shake)」の日本2号店を恵比寿アトレ西館1階にオープンした。世界90店舗目となる同店は、マンハッタン都心部をイメージしたモダンな内装。いちょう並木に囲まれた外苑前1号店がファミリーでも楽しめる空間なら、恵比寿店は、都会の大人が集う洗練されたイメージだ。
角田良太サザビーリーグ社長は国内2号店に恵比寿を選んだ理由について、「恵比寿はグルメの街として知られるだけでなく、今年、吉祥寺を抜いて“住みたい街”1位に選ばれている。また、大人が集う街でもあり、このファインカジュアルのハンバーガーを提案するにはぴったりだ」と話す。
健康的に飼育されたアンガスビーフ100%を使用した看板メニューの “シャックバーガー”をはじめ、シカゴのホットドッグ“シャックカーゴドック”などをそろえるが、夜の利用を想定し、アルコールメニューが充実しているのも特徴だ。オリジナルのエールビール「シャックマイスターエール」をはじめ、クラフトビールの「常陸野ホワイトエール」、恵比寿駅にちなんでエビスビールも生で提供する。ボトルビールを含む6種類のビールと、6種類のワインをラインアップ。開店時間も長く、クローズは午後11時だ。
オリジナルのエールビール「シャックマイスターエール」など6種類を提供する
恵比寿店限定メニューには、アイスクリームのようなフローズンカスタード“コンクリート”の3種類を用意。ラインアップは、あずきキャラメルソースとバニラカスタードを混ぜた「エビーンズ」と、チョコレートカスタードにチョコレートチャンクやピーナッツバターソースをトッピングした「チョコレートピーナッツバタークランチクリート」、ニューヨーク発の「ドミニクアンセルベーカリー」のブラウニーとチョコレートカスタードを合わせた「ザ・サードマンミックス」だ。
限定メニューができるまでの裏話や、今後使ってみたい日本の食材をメニュー開発担当のマーク・ロザッティに聞いた。
次ページ:「ザ・サードマンミックス」の由来は恵比寿駅でおなじみのあの歌▶
角田良太サザビーリーグ社長とマーク・ロザッティ「シェイク シャック」メニュー開発担当
WWDジャパン(以下、WWD):限定メニューになっているアイスクリームの“コンクリート”とは?
マーク・ロザッティ=「シェイク シャック」メニュー開発担当(以下、マーク):アメリカ・ミズーリ州のセントルイスで生まれたデザートで、カスタードを固めたアイスクリームのようなスイーツ。「シェイクシャック」では、90店舗全店でオリジナルフレーバーを作っていている。
WWD:恵比寿限定のメニューはどのように開発した?
マーク:「エビーンズ」は、初めて来日した時に食べた大判焼きのあずきからアイデアを得て、あずきのキャラメルソースを作った。名前は“恵比寿”とあずきの“ビーンズ”をかけている。「ザ・サードマンミックス」は、エビスビールのCMソングや、恵比寿駅の乗車音にもなっている映画「第三の男」の名前からとったもの。また、トッピングで使っているブラウニーは昨年に表参道に出店した「ドミニクアンセルベーカリー」(DOMINIQUE ANSEL BAKERY)のもの。実は、オーナーのドミニクとはプライベートでも仲が良く、こうしてコラボレーションすることができてうれしい。もちろんブラウニーは表参道店のオーブンで焼かれたものを使っている。
限定メニューの”コンクリート”。上から時計回りに「チョコレートピーナッツバタークランチクリート」「エビーンズ」「ザ・サードマンミックス」
WWD:今後、日本店の限定メニューとして使ってみたい食材は?
マーク:外苑前店のコンクリートで使った柚子味噌をもう一度別のメニューで試してみたいと思っている。実は、ハンバーガーの限定メニューは作ることがないが、テリヤキバーガーならば日本で限定メニューとして開発したいと思っている。私自身、トンカツが好きなのでトンカツバーガーも面白いかもしれない。
大杉真心・記者