
ZOZO子会社のZOZO NEXTは、研究開発組織「ZOZO研究所」がドイツ人工知能研究センター(DFKI)と、研究開発の各工程をAIで自動化する共同研究を10月1日に始めたと発表した。大規模言語モデルやAIエージェントを使い、文献調査から論文執筆までを支援・自動化する。
ZOZO研究所は2018年1月の設立。「ファッションを数値化する」を掲げ、ZOZOグループが持つファッションの膨大なデータを基に研究を進めてきた。ただ、文献調査や仮説の立案、実験の設計・評価、論文の執筆には多くの時間と労力がかかる。限られた人員でより多くのテーマに取り組むため、研究の進め方そのものの効率化に踏み出す。
DFKIは1988年に非営利の官民連携組織として設立され、約920人の職員を抱える。今回はアンドレアス・デンゲル教授が率いるSmart Data & Knowledge Services部門と組み、論文や特許、社内文書からの知識の抽出・構造化、仮説の立案、実験の設計・実行・評価を自動化する。研究題目にはファッションAIによるユーザー嗜好モデリングも含み、将来はファッションECの新しい技術やサービスの創出につなげる。