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「シャネル」ら3者が「エベル」の株式95%を105億円で取得 スイスの高級時計ブランド

米時計メーカーのモバード グループ(MOVADO GROUP以下、モバード)は、保有するスイスの高級時計ブランド「エベル(EBEL)」の株式の95%を、独立系ウオッチメーカーのモントル ジュルヌ(MONTRES JOURNE)、シャネル(CHANEL)、ピエール・ジャック(Pierre Jacques)=ドゥ・ベトゥーン(DE BETHUNE)名誉会長の3者から成る戦略的バイヤーグループに6650万ドル(約105億円)で売却することを発表した。残りの5%は、引き続きモバードが保有する。

取引は数カ月以内に完了する見込みで、エベルの最高経営責任者(CEO)にはジャック名誉会長が就任する。「エベル」の商標、知的財産、在庫のほか、建築家ル・コルビュジエ(Le Corbusier)が手掛けたことで知られるシュウォブ邸(Villa Schwob)など同ブランドに関連する一部の資産は、新たに設立するモバードの子会社に移管する。

「ブランドを敬愛するパートナーと出会えてうれしく思う」

モバードのエフライム・グリンバーグ(Efraim Grinberg)会長兼CEOは、「1911年創業の『エベル』は豊かなヘリテージを持つ高級ブランドであり、注意深くキュレーションされたコレクションで知られている。当社と同様にブランドを敬愛し、その将来についてエキサイティングなビジョンを持つパートナーと出会えたことをうれしく思う。取引および移行期にはバイヤーグループをサポートし、その後は少数株主としてブランドの将来的な成功に携わることを楽しみにしている」と語った。

今回の投資は「ブランドのポテンシャルに対する自信の表れ」とシャネル

モントル ジュルヌのフランソワ・ポール・ジュルヌ(Francois-Paul Journe)創業者は、「ミケランジェロやその後活躍した多くの芸術家と同様に、大切なのはプロダクト、プロダクト、プロダクトだ。『エベル』は比類のないプロダクトで知られており、友人やパートナーとともにその次章に貢献できることをうれしく思う」と述べた。

シャネルのフレデリック・グランジェ(Frederic Grangie)=ウオッチ&ファインジュエリー部門社長は、「『エベル』はスイスのウオッチメーカーの中でも名高いブランドの一つで、豊かなヘリテージ、クリエイティブ上の独自のアイデンティティー、将来的にさらに成長するための強い基盤を持っている。今回の投資は、ブランドの長期的なポテンシャルに対する当社の自信と、クラフツマンシップやブランドの価値観を維持しつつ開発支援を行うことへのコミットメントを表している。次章へと進む『エベル』とともに歩むことを楽しみにしている」とコメントした。

シャネルは以前からウオッチ分野に投資

シャネルはこれまでもウオッチ分野に投資している。1993年にウオッチ&ジュエリーメーカーのG&Fシャトラン(G&F CHATELAIN)を買収したことを皮切りに、98年にベル&ロス(BELL & ROSS)、2011年にローマン ゴティエ(ROMAIN GAUTHIER)、18年にモントル ジュルヌ、24年にMB&Fの株式を取得した。

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